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はっきりと「これが苦手教科だ」とわかっている中学生は問題ありませんが、なんとなくどれも苦手だなと思っている場合は苦手な理由をしっかり特定しましょう。
1-1.苦手教科の把握
自分で苦手と感じていても実はそれほどでもなかったり、逆にできると思っていたけれど苦手と言える場合であったり、人によって教科に対する判断が違います。
例えば成績表で見た時、他教科は5段階評価の4で数学だけ3であれば、数学は苦手だと思うかもしれません。
1-2.得意教科でも苦手分野はある
もう一つ注意したいのは、得意な教科の中にも苦手な分野があるという悩みを持つ中学生も多いということです。
大きなまとまりとしての教科で見るのではなく、細かく分類して苦手な部分を見つけることも大切です。
苦手教科でも漠然と「苦手だ」と意識するのではなく、どの分野やどの部分が苦手なのかはっきりさせることで克服しやすくなります。
それでは、苦手教科を克服するにはどのような学習を行ったらよいのか、教科ごとに考えていきましょう。
2-1.苦手な数学を克服するには
数学が苦手という中学生のほとんどが、小学校の内容をしっかり理解できていない、または前学年の内容を理解できていないという理由で苦手になっています。
そのため、苦手な単元をさかのぼっていく必要があります。
小学校の勉強をもう一度やるのはイヤだなと思うかもしれませんが、中学生になってからやってみると簡単に感じるはずです。
中学生が小学生の問題を終わらせるには時間もそうかからないので、「簡単だ」と思える学年までさかのぼって勉強してみましょう。
また、計算が苦手だとテストの時間が足りなくなって点数が取れないというケースもあるので、計算の数をこなすということも大切です。
2-2.苦手な英語を克服するには
英語が苦手に感じる中学生は、英語に触れる機会が少なかったことが考えられます。
最近は小学校でも必修化されましたが、家庭学習は中学校から初めて勉強するという子も珍しくない教科です。
海外のニュースや音楽などのエンターテインメントに興味を持つだけでもやる気につながります。YouTubeやTikTokなども英語のものは英語のまま聴く方法で活用していきましょう。
2-3.苦手な国語を克服するには
国語が苦手な中学生は、読書が嫌いということがあるかもしれません。
その場合は漫画でも絵本でも良いので、文章を読む機会を増やす必要があるでしょう。
ただ、読書が好きでもなかなか国語の点数が取れない場合もあります。国語のテストで自分なりの考えを書いてしまって丸がつかないという中学生も少なくありません。
問題に「自分の考えを書きなさい」とあっても、全く関係のない意見を書いてよいわけではないのです。
国語の場合はほとんど文中に答えが隠されているので、それを見つけることさえできれば点数は上がるはずです。
また、漢字は必須です。小学校で習う漢字を含め、すべての漢字を頭に入れましょう。
2-4.苦手な社会や理科を克服するには
社会や理科は教科の中でも扱う範囲が幅広く、単元ごとに大きく内容が異なるのが特徴です。実際に社会が地理、歴史、公民などに、理科が化学、物理、生物などに分かれています。
社会や理科は教科ではなく単元で苦手な部分を見つけることが先決です。
どの分野が苦手なのかはっきりさせ、その分野をさかのぼって学習しましょう。
苦手教科の克服には、以前学習した内容を振り返ることがベストです。
3-1.前学年の教科書を見返す
教科のどの部分が苦手なのかを見つけたら、それに関係する内容を過去の教科書で探します。
時間があれば一通り見返してみて、わからないところをもう一度読みます。教科書に含まれる例題や練習問題があればやってみましょう。
3-2.参考書を活用する
教科書だけでは今一つ理解が深まらないような場合は、参考書もおすすめです。
『教科書ぴったりトレーニング』は、使用する教科書に合わせて3ステップの構成になっています。
ステップ1の「要点チェック」を読んで教科書の基本を理解し、ステップ2の「練習」で問題を解き身に付けましょう。
ステップ3の「確認テスト」では、テスト形式で問題を解き、自分の実力を確認できます。
一部教材では、動画で解き方解説も無料で視聴できるため、学校の授業のような感覚で復習することができます。
超基礎からやり直したいという方には『ひとつずつすこしずつホントにわかる』シリーズがおすすめです。
わかりやすい動画解説もついており、自分のペースで学習することができます。
効果的な勉強方法を知りたいという方には『中学生の勉強法ver.2.0』(石田勝紀著)が役に立つでしょう。
教科別勉強法や定期テストのスケジュールの立て方など実践的な情報が満載です。
参考記事:【中学生】春休みにやっておくべき勉強とは?
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苦手教科を早いうちに克服することで、今後の高校受験や大学受験で合格が近づきます。
中学生なら小学校の学習内容をもう一度見返し、すべて頭に入っているかどうか確認するのもおすすめです。
きっと簡単に思えて楽しく学習できるのではないでしょうか。
この記事を読んだ方に
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