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小学生の春休みは宿題が無い学校も多く、暖かい春の気候にお出かけ気分も高まってしまいがちですが、学年が上がる前の復習には最適な時期です。
1-1.小学生の学年別春休みの勉強時間
小学生はここで勉強時間を増やすことができるかどうかで、新しい学年を楽しく迎えることができるかにかかってくるため、できるだけ意識して増やしましょう。
小学生の勉強時間の目安は、1日あたり学年×15分といわれています。春休みは次学年の勉強時間の目安をもとに勉強時間を決めていきましょう。
1年生→2×15=30分
2年生→3×15=45分
3年生→4×15=60分
4年生→5×15=75分
5年生→6×15=90分
6年生→7×15=105分
ただし、勉強時間だけを意識するあまり、無駄な時間を過ごしては意味がありません。特に高学年の場合は、休憩をはさみながら集中した勉強時間を確保するようにしましょう。
1-2.小学生の春休みの勉強時間帯
春休みに限らず、休み中の生活リズムが崩れがちという小学生も少なくありません。
まとまった勉強時間を確保するためには、1日の生活リズムを整えスケジュール管理を行う必要があります。
できれば学校に行く日と同じ時間に起きるのがベストですが、少なくとも登校完了時間と同じ時間には勉強を始めましょう。
小学生の場合は、特に1日の終わりに近づくにつれ、春休みモードに引きずられて勉強が面倒になってしまう確率が高いです。
また、思いっきり遊んだ後は身体も疲れてしまうため、朝起きたらしっかりご飯を食べて、遊ぶ前に勉強時間を取る習慣をつけましょう。
春休みは習い事などが午前中にあるという小学生は、毎日勉強時間をいつにするか決め、その時間になったら必ず机に向かうということが大切です。
勉強時間の長さやいつ勉強するのかに加え、大切なのが学習計画です。前学年の学習の定着率によって春休みの学習計画も異なります。
2-1.学習計画の立て方
春休み中に算数のドリルを終わらせようと考えた時、なんとなく「終わらせよう」という気持ちだけでは計画になりません。
おすすめなのは、ドリルの全ページを春休みの日数で割り、1日当たりのページ数を出すことです。
これにより、「〇月〇日は算数ドリルの〇ページ〜〇ページをやる」という具体的な学習計画ができます。
苦手教科が複数ある場合には、先に1教科を終わらせるのではなく、できれば複数科目を同時に並行して行う学習計画を作成しましょう。
2-2.応用問題
前学年の内容がほぼ頭に入っている小学生は、応用問題にチャレンジすることをおすすめします。
特に中学受験を目指している小学生なら、応用問題に慣れておくことが大切です。
前学年の学習範囲でできる応用問題集などを日割りして、1日の進めるべきページ数を決めておきましょう。
応用問題をやってもなお勉強時間に余裕がありそうな場合には、新学年の予習も学習計画に入れておくと良いでしょう。
春休みの小学生が勉強する際におすすめの勉強内容を教科別にみていきます。この中からすでに学校で習った内容を取り入れてください。
3-1.算数
小学生の算数は基礎中の基礎ですので、各学年でポイントになる内容を苦手なまま終わらせないようにしましょう。
● たし算・ひき算
● 九九
● かけ算・わり算
● 小数・分数
● 図形
● 比例・反比例
● 速さ
● 割合
3-2.国語
小学生の国語は、学年ごとに学習した漢字を必ず覚えましょう。
小学生でも低学年のうちは漢字を覚えるだけで十分ですが、学年が上がるごとに扱う文章が長くなってくることを考えると読書の習慣づけも大切です。
教科書の音読を取り入れても良いですし、せっかくの機会ですから図書館で好きな本を借りるのもおすすめです。
3-3 理科
中学年からは理科の勉強時間も必要です。
小学生の場合、春休みに関連する内容の図鑑を読んだり動画を見たりすることが勉強になります。
3-4.社会
小学生の社会の内容は大きく分けると地理・歴史・公民です。
地理は地図を読むことが基本となるため、春休みは旅行を機に地図を見るなど興味との関連付けを行うチャンスです。
歴史は興味を持つかどうかによって学習に差が出ます。歴史を題材にしたドラマや映画、漫画などが意欲につながることもあるため、時間を決めて観たり読んだりすることがおすすめです。また地理と同様に、旅行先の歴史を調べると実感をともなった学習につながるでしょう。
3-5.英語
忘れてならないのが英語(外国語)の存在です。小学校でも中学年から必修化されました。
英語も小さいときから興味関心を持つ機会があると一番良いです。春休みは比較的長い時間を取りやすいため、日本語字幕版の外国のアニメや映画で英語に親しむということもおすすめです。
3-6.春休みの小学生は『全科ドリルの王様』で効率よく苦手科目克服!
『全科ドリルの王様』は小学生各学年に必要な学習内容がギュッと詰まっているため、春休みの復習におすすめです。
1枚ずつ切り取り可能で、同じ問題がそれぞれオモテとウラに2回分入っているため、好きなところから勉強してできなければもう一度やり直して定着を図ることができます。
また、便利なデジタルサービスがあり、学習サポート動画や3年生からはアプリによる英語のリスニング音声も利用できます。
参考記事:【小学生】進級前に1年の総まとめ!春休みの復習アイデア
参考記事:【新中学1年生】春休みは何を勉強したら良い?進学後の勉強をスムーズにするには
参考記事:【小学生】新学年からスタートしたい!基礎力を身に付けるための勉強方法
参考記事:寒い冬の朝 子どもを早く起こすための10の工夫
小学生を持つ保護者の方は、春休みにどんな勉強をさせたらよいのかわからないというお悩みを持つことが多いようです。
学年の内容をすべてしっかりと理解しているという小学生であればよいのですが、現実はそうもいきません。ぜひ春休みを有効活用しましょう。
あいまいだな、苦手だなと思うのがどの部分なのか自分でわからないことも多いため、まずは科目ごとにまとまった問題集をやるというのが勉強時間を増やすコツと言えるでしょう。
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