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1-1.学習内容がより高度になる
中学生は学習量が限られており、内容もやさしいものから難しいものまであるため、予習復習が必須な状況ではありませんでした。ところが高校生になると小手先の努力では太刀打ちできません。
学習量が一気に増え、さらにその内容も高度になるからです。また学習量が増えればそれだけ授業の進み方も早くなります。授業に追いつくためには予習をして学習範囲をあらかじめ頭に入れておくことが重要です。
1-2.授業内容を事前に把握する必要性
学習範囲を予習しておくと、教科書の内容のわかりにくい点が浮かんできます。疑問点があればメモをとっておき、授業中にその箇所の説明をしっかり聞くようにすれば授業中に理解することができます。
もし授業を予習せずに受けると、授業内容がわからないまま終わってしまう可能性があり、非効率的です。予習をして教科書の内容をひととおり頭に入れておくことで「効率的な学習」が可能になります。
1-3.苦手教科克服にもなる
予習をしてから授業を聞いても理解できなかった場合は、後で担当教諭に聞く、参考書を使って勉強する、友達に聞くなどいくつか対応策があります。
予習の時点で疑問点を見つけておくことで結果的に苦手単元や苦手教科克服にもつながります。
2-1.教科書で学習範囲の確認を行う
翌日の授業で予想される範囲に目星をつけ、その内容を読んで理解できるか確認します。引っかかる点や疑問点があれば教科書の隅にメモを残すか、ノートにまとめておきましょう。
あらかじめ頭の中に学習範囲の内容を入れておくことが重要で、翌日の授業の理解が進みやすくなります。最低でも教科書の内容を一読しておきましょう。
2-2.わからない単語は調べておく
英語や古文などでは、初めてみる単語が出てきます。事前に英単語や古文の単語、漢字などの意味を調べておきましょう。さらに時間があれば古文の文章の意味、英文の内容をまとめておきます。
授業で自分なりの解釈が当たっているのかどうか、間違っているならどこが間違っていたのかなどをチェックできます。あらかじめ下準備することで理解度に差がつきます。
2-3.問題をあらかじめ解いておく
数学など教科書に問題が掲載されていれば、あらかじめ解いて自分なりの答えを準備しておきましょう。予習なので間違っていても構いません。
授業中に自分の考え方とどこがどう違うのかチェックすることで、正しい問題の解き方を理解することができます。
3-1.習った知識を脳に定着させる
授業で習った知識は、そのままではどんどん忘れてしまいます。知識を脳に定着させるためには復習が必要です。授業内容を定着させるには教科書の内容をチェックし、必要な知識を覚えて問題を何度もこなすことが必要です。苦手教科はとくに予習・復習が重要になります。
3-2.人に教えられるくらい理解できれば理想
復習ができたら、授業内容を友達や家族に教えることができるかどうか、そのレベルに達することができているかが重要です。人に説明するには内容を十分理解できていないと難しいものです。
説明することができれば授業内容が理解できていることになり、人に教えることでさらに知識が整理され理解が深まります。
3-3.予習・授業・復習を一つの流れに
予習と授業だけで乗り切れるケースもありますが、必ずしも十分ではありません。予習・授業・復習を一つのルーティンにして、効率的に学習内容を脳に定着させましょう。
最初はこの流れを作るのがむずかしいかもしれませんが、習慣化させることで学習効率がアップします。
4-1.授業が終わった後
復習するのにベストなタイミングは授業が終わったあとです。授業を受けてすぐならその内容もまだ鮮明なので、効果的に復習ができます。帰宅後に予習の時点でわからなかった箇所と授業の内容を確認し、きちんと理解できているかをチェックします。
もし授業後もわからないようであれば、後日担当教諭や友達に聞くなどの対応をしましょう。理解できた場合は教科書に掲載されている問題を解き、きちんと解答できるかを確認します。わからない部分をできるだけ残さないことが重要です。
4-2.定期テストの前
中間テストや期末テストなど定期テストの前は、復習をするのに良いタイミングです。定期テストは実力を試せる絶好の機会であり、その成績が大学受験につながる可能性もあるため、力を入れるタイミングになります。
とくに苦手教科はテスト前にしっかり復習することが重要です。ノートや教科書、参考書などを振りかえり、大事なポイントを押さえていきます。テスト前に一夜漬けをしても通用しません。テスト前だけではなく、日頃から予習・復習がどこまでできているかが重要です。
4-3.参考書を使って予習・復習する
「高校 教科書ガイド」のように、各教科書に対応した参考書を使うと効率よく予習・復習ができます。教科書の内容を丁寧に解説しているので苦手教科・苦手単元の克服に役立ち、問題の解き方も理解できます。
学習の基本は教科書の内容をどこまで理解できているかにかかっています。予習・復習やテスト前の基礎確認に活用しましょう。
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