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1-1.数学と英語は積み上げ型教科
数学と英語は「積み上げ型教科」であり、かなり重要な教科です。たとえば数学は、中学校1年生で正負の数を学びます。そして文字の式を学び、さらに方程式へと学習が進んでいきます。正負の数の学習内容がわからないと、文字を使った式や方程式が解けません。
「方程式がわかった」と思ってもそれ以前の正負の数を理解できていなければ、どんなに方程式の解き方を学んでも根本部分が理解できないのです。基本がわかっていなければ、応用問題も解くことはできません。
1-2.英語も基礎が大事
英語も同じです。英語はbe動詞と一般動詞があり、これら動詞を2種類混ぜて使うことはできません。その基本部分がわかっていないと、疑問文や否定文も作れません。また現在進行形や受動態はbe動詞と一般動詞の2種類を使いますが、使うにためには一定のルールがあります。
英語は日本語と違い、主語や動詞、目的語、補語がどの位置にくるのかが決まっているため、基本ルールを無視して英文をつくると通じなくなります。もちろん基本がわからなければテストでも良い点数が取れません。
1-3.理科や社会は切り分けて学習できる
積み上げ型教科と比較して、理科や社会は学習内容が単元ごとに分けられています。例えば、理科は中学になると天気や電気、化学変化、動物の体のつくりなどの単元を学びます。それぞれの単元は関連性が薄く単元が独立しているので、電気が苦手であれば電気関係の単元だけを勉強すれば克服できます。
社会も同じです。歴史と地理、公民などの単元がありますが、それぞれの関連性は薄いので、苦手な部分を重点的に勉強すれば苦手克服が可能です。
2-1.高校入試の約6~7割は中学1・2年生の範囲から出題
高校入試の勉強をしていると「高校入試で出題される問題は中学3年生の範囲がほとんどではないか」と考えてしまいます。ところが、実際に受験してみると中学1・2年生で学んだ内容が約6~7割出題されており、中学1・2年生での学習範囲もかなり重要です。
中学3年生の学習範囲だけではなく1・2年生の範囲も同時に復習しなければなりません。「3年分の学習範囲を復習するのは大変」と思うかもしれませんが1・2年生の範囲は基本となる部分なので、まずはこの基礎範囲をしっかり固めましょう。
2-2.教科書やテスト問題を捨てない
中学校1・2年生で使っていた教科書やノート、学校で配布された副教材、定期テストはとっておきましょう。とくに定期テストの解答は「どの単元が理解できていないか」をあぶり出す材料になります。
同じ問題が解けない場合は苦手単元になるため、重点的に復習する目安になります。教科書やノートも保存しておき、苦手問題を克服するための学習材料にするのがおすすめです。
2-3.新しい参考書をむやみに購入しない
所有している参考書の内容がしっかり理解できているのであれば、新しい参考書を購入するのは構いませんが、できていない場合は新規に買い足すのはやめておきましょう。
参考書によって解説が違う場合があり、さまざまな情報が一気に入ってくることで混乱する可能性があります。
3-1.模擬試験があれば積極的に受ける
中学校では、中学3年生になると高校入試に向けて模擬試験を実施します。1度だけではなく2~3回と複数回実施され、点数はもちろん全体のうちの何位なのか、どの高校に合格できそうかなどさまざまなデータが提供されます。
他にも、模擬試験が受けられる機会があれば積極的に受けておきましょう。模擬試験を受けることでさまざまなデータが手に入ること以外にも以下のようなメリットがあります。
・ペース配分がわかる…限られた時間で問題を解いていかなければならないので、試験に慣れるとペース配分を考える余裕ができます。
・入学試験会場の雰囲気を味わえる…入試会場は独特の緊張感があり、慣れないとその場の雰囲気に飲まれてしまいます。何度か模試を受けることで場の雰囲気に慣れましょう。
・どの問題から解いていくか計画できる…「簡単な問題から解いていく」「英語は長文問題から解く」など、自分に合った解答方法を考えることができます。
3-2.過去問は2~3年分解いておく
もし高校入試の過去問が入手できるのであれば、できるだけ積極的に入手して解いておくことをおすすめします。2~3年分解くことができれば、出題傾向がつかめるでしょう。また受験慣れのためにとても役立ちます。
3-3.模試を受けることが中学校3年間の総復習になる
模試は中学校1~3年生の範囲から出題されます。模試を受けることで出題傾向がつかめるのはもちろん、そのまま中学3年間の総復習をすることになります。
過去問をチェックし、実際に問題に向き合い、できなかった問題を復習することで確実に実力アップします。
4-1.中学校1・2年生の総復習なら「ホントにわかる中1・2年の総復習」を!
高校受験でも中学校1・2年生の問題が頻繁に出題されています。そこでおすすめしたいのが「ホントにわかる中1・2年の総復習」です。
この問題集を使えば約10日で中学1・2年生の学習内容を総復習できます。国語・数学・英語・社会・理科と教科ごとに出版されているので、苦手教科にしぼって総復習することもできます。
「ホントにわかる中1・2年の総復習」の大きな特徴は、「ステップ1」→「ステップ2」の2段階構成というところです。ステップ1は基礎問題を解いて内容が定着しているかどうかを確認し、ステップ2で演習問題を解いていきます。
基礎問題から応用問題へと無理なく実力を確認でき、つまずいた部分を重点的に復習することで効率的な総復習ができます。各教科のポイントをまとめた「サクッと確認シート」も付録としてついており、テストや入試前に便利です。
4-2.高校入試のための問題集なら「ホントにわかる中学3年間の総復習」がおすすめ
高校入試対策の総仕上げなら「ホントにわかる中学3年間の総復習」がおすすめです。高校入試で高い確率で出題される問題をピックアップしているので、効率の良い総復習をすることが可能です。
本の最後には「高校入試実戦テスト」が収録されており、実際の入試問題にチャレンジできます。2022年3月実施の新課程高校入試問題を取り入れた最新バージョンなので、安心して取り組めます。
参考記事:【中学3年生】合格につながる学習計画の立て方を紹介
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