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1-1.スケジュールをつくる
その日の気分のまま受験勉強をしても効率が悪くなります。まず受験勉強を始める前に受験勉強のスケジュールを作成しましょう。
中学3年生の夏休み前後から本格的な受験勉強を始めるケースが多いようですが、それよりも早く始めるケースもあります。それぞれのタイミングに合わせて勉強のスケジュールを作成するのがおすすめです。
もし中学生になっても学習習慣が定着していない場合は、遅くとも中学3年生の春頃までには学習習慣を身につけておきましょう。
1-2.応用問題より基礎問題から
受験勉強では基礎問題より応用問題の方を勉強したくなります。しかし、苦手教科の場合、基礎が理解できていないことも少なくありません。まずは基礎問題から学習するのがおすすめです。
基礎がわかっていないと応用問題は解けませんし、入試問題では基礎問題も出題されています。基礎をしっかり理解し確実に解ける問題を増やすことで、学力アップが望めます。
1-3.ミスを減らす
落ち着いて問題を読めば解ける問題も、焦るとケアレスミスが増えてしまいます。受験勉強ではしっかり基礎問題を繰り返し、慣れることが重要です。
基礎問題に慣れれば出題問題のパターンに慣れ、ケアレスミスを防ぐことができます。また高校受験の本番までに模擬試験を何度か受けることになるので、試験当日に緊張しないように試験慣れすることも大切です。
2-1.模試や定期テストの結果をすぐに捨てない
定期テストなどの結果が悪いと答案を捨てたくなりますが、受験勉強では苦手教科や苦手単元を克服することが大切です。点数が悪かったテスト問題の振り返りは学力向上のために役立ちます。
問題をとっておき、間違えた問題を解きなおしましょう。2回解いてもできない問題は基礎がわかっていない場合があるため(とくに数学や英語)、基礎部分にもどって勉強しなおすことが必要です。
2-2.苦手教科克服で得点力アップ
苦手教科はどうしても満足できる点数をとることが難しく、苦手意識が強くなるため、勉強する意欲がダウンすることもあります。しかし、得意科目で10点多く点数をとることよりも、苦手教科で10点上積みする方が案外楽です。
苦手教科の方が伸びしろがあるため、基礎問題を中心に苦手教科を攻略しましょう。基礎問題ができていない場合は、思い切って中学1年生の内容まで振り返る必要があるかもしれません。
2-3.暗記問題の場合
暗記問題の場合は記憶する以外に方法はありません。暗記問題にはすき間時間を活用しましょう。バスや電車登校ならその移動時間や、学校の休み時間、帰宅後のちょっとした空き時間など、空いた時間を有効活用して何度も覚えましょう。
一度覚えても忘れてしまうことがほとんどなので、何度も繰り返すことが大切です。暗記問題は頑張れば頑張るほどテスト成績がよくなります。
3-1.中学生が集中できる時間は?
受験勉強はいかに学習に集中できるかが鍵です。中学生の集中できる時間は、個人差はありますが約30分~60分と言われており、長時間勉強し続けることは難しいのが現状です。
疲れているのに無理に勉強しても知識が頭に入ってこないため、疲れを感じたときは休憩するのがベスト。もちろん体調が悪い、気分が悪いときに無理に机に向かう必要はありません。高校受験は定期テストよりも長丁場です。無理せず体調を崩さないように受験勉強を続けることが大切です。
3-2.問題集や参考書を買いすぎない
いかに受験勉強を頑張っていても、使用する問題集や参考書をどんどん増やすと時間がいくらあっても足りません。問題集などを増やすとそれだけ多く学習できるため「学力アップに役立つ」と考えがちですが、これら書籍を購入しすぎると以下のような弊害が起きる可能性があります。
・できない問題(苦手問題)に割く時間が減る
・多くの情報が頭に入ってきて混乱する
・購入した時点でもう勉強ができた気がする
・問題集などを購入するのにお金がかかる
効果的に学習するためには、学習で使う教科書や副教材を絞る必要があります。たくさんの問題集を購入すると問題集を消化するための時間がかかり、苦手教科や苦手単元に割く時間が減ってしまいます。また参考書によって学習内容の解説に違いがあり、多くの情報が一気に頭のなかに入ってくるため混乱してしまいます。
最低限の問題集や参考書だけを用意し、2周、3周して十分頭のなかに知識が入ってから新しい問題集を購入しましょう。
3-3.学習環境を整える
受験勉強に集中的に取り組むためには、学習環境を整えることが重要です。勉強のための部屋が暑い、寒い、じめじめしている、うるさい、勉強の邪魔が入るなどの問題点がある場合、なんらかの対策をしなければなりません。
部屋にエアコンなどの冷暖房をつける、勉強のための部屋を変える、部屋にほかの兄弟を入れないなど集中できる環境を整えることが重要です。
4-1.暗記(インプット)だけでは定着しない
受験勉強は教科書を読んで内容を暗記するだけでは意味がありません。もちろん暗記が重要な単元や教科もありますが一生懸命暗記したら、インプットだけではなくアウトプットも重要です。暗記したことがどのように出題されるかを把握しなければ受験対策はできません。
記憶した後に問題集などで暗記できた内容を確認することが大切です。また、日本史の場合は機械的に年号を覚えるよりも、日本の歴史の流れをチェックしながら時代ごとに年号を覚えていく方が効果的です。
英単語も丸暗記するより文章の一部として覚える方が定着しやすいものです。そして覚えたことは問題集で定着したかを確認しましょう。
4-2.問題集を厳選して高校受験に臨む
受験勉強ではインプットとアウトプットが重要です。そのため学習で使用する問題集や参考書を厳選しましょう。もし中学1年や2年の内容が理解できていないなら、教科書の内容に沿った「教科書ぴったりトレーニング」を使用するのがおすすめです。
教科書の単元を詳しく解説し、基礎問題から応用問題まで対応したオールインワンタイプの便利な問題集です。さらに受験勉強の仕上げには、15回で3年間の学習内容を総復習できる「ホントにわかる 中学3年間の総復習」を使うと、効率的に受験勉強をすすめることができます。
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