【中学生】夏休み明け!学校に行きたくない!子供への対処法とは?

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目次

2022.08.03

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1.夏休み明けに「学校へ行きたくない理由」

1-1.生活リズムの乱れから

夏休みは学校に行くという制約から解放されますので、お子さんのなかには夜更かしや朝寝坊をするなど、生活リズムが乱れるケースがあります。
完全に昼夜逆転の生活になると元の生活に戻すために時間がかかります。そのため、朝起きづらくなったり、登校しても勉強や運動に集中できなかったりするなどの理由で不登校になる可能性があるのです。

1-2.宿題ができていない・勉強についていけるかどうか不安

夏休みの宿題ができていないと「なぜ夏休みの宿題ができていなんだ?」と担任の先生から怒られる、友達にからかわれる、など不安になり学校に行きにくくなります。
また、1学期の学習内容についていけていないと、2学期からの学習に不安を抱いてしまう可能性もあります。
宿題ができていないようなら2学期になる前に友達と一緒に宿題をするように勧めたり、子供と一緒に宿題のチェックをしたりするなどの対策をしましょう。

2.登校を嫌がるときに気をつけるべきポイント

2-1.無理に登校させない

本人が「学校に行きたくない」と明確な意思表示をしている場合、無理に登校させるとマイナスになることが多いです。
「一度学校に行けばそのまま普通に登校してくれるかも」という期待はあるかもしれませんが、どうしても行きたくなさそうな場合は無理強いしない方がいいでしょう。
無理に登校させることで本人をさらに落ち込ませる、体調不良にさせてしまうこともあります。

2-2.時間をかけて見守る

エネルギーが切れて無気力になっている場合、無理に登校させても根本的な解決になりません。エネルギーがもとに戻るまでには時間がかかります。
本人にプレッシャーを与えず、ゆっくりさせてあげましょう。「まだ学校に行けないの?」などの言葉を掛けてはプレッシャーを感じさせてしまいます。
時間がたてば「1時限目の授業だけでも受けてみようかな」「保健室になら行ける」と自発的に行動できるようになるケースも多々あります。

2-3.本人の意思を優先させる

「学校に行かないと将来ダメになる」など、親御さんの意見や主張を無理に押しつけないことが大切です。
学校に行かないと未来がなくなるわけではありません。学校の勉強ができる場所や人間関係が学べる場所は他にもあります。本人がどうしたいのかを優先させることが第一です。

3.学校へ行きたくない理由を理解する

3-1.学校へ行きたくない理由を知る

不登校になるには理由があります。もし学校の勉強についていけない、夏休みの宿題が終わっていないなどの原因があるのなら、親御さんとお子さんとで話し合うことも必要です。
宿題を終わらせるために親御さんが指導する、授業のわからない部分を教えてあげる、教科書に合った問題集を購入して自宅学習の習慣をつける、塾に通わせるなど不登校になる前に対策できることもあります。

3-2.ただし深く追究しすぎはNG

登校を嫌がる理由がわかればある程度対処できるのですが、なかにはその理由を口にできないこともあります。
お子さんと親御さんとの距離感や信頼関係とも関わってくるため、登校を嫌がる理由が話せないなら、無理に問い詰めるのはやめましょう。命令口調や上から目線もNGです。気持ちが余計萎縮してしまいます。

3-3.心配なら病院へ

あまりに意欲がない、元気がないようであれば、心療内科に相談することも大事です。
適応障害やうつ病になる一歩手前かもしれません。本人も不調の原因がわかれば、心理的な負担が軽くなる可能性もあります。

4.子供の負担を軽減するために

4-1.「学校に行かないとダメ」と言わない

多感な思春期、なにかのきっかけや体調不良で登校したくなくなることもあります。
登校しないと学業がおろそかになることは否めませんが、エネルギー不足や無気力な状態ではなにもできません。
まずは静養することが大切です。ゆっくり休むべき時期なのに「学校に行かないとダメ」などプレッシャーを与えてはいけません。将来の可能性を摘むような言葉はやめましょう。また強い言葉は脅しのようにも聞こえます。

4-2.専門家に相談する

学校に行くのを嫌がるお子さんは少なくありません。そのため不登校の事例を多く扱っているカウンセラーや専門家に相談してみるのも一つの手段です。
相談することで問題解決のヒントが得られるかもしれません。お子さんの不登校に対処するうちに親御さんの精神もクタクタになってしまい、親子で疲れ果ててしまうこともあります。悪循環にならないためにも、第三者の意見を参考にしてみましょう。

4-3.ほかの道を探す

どうしても今の中学校に登校するのが嫌だ、ということであれば、ほかの中学校に変わる、フリースクールを利用する、塾に通うなど方法はいくらでもあります。
「今のままじゃないとダメ」と視野を狭くすることなく、こういう道もあるんだ、と前向きに考えてあげましょう。

 

参考記事:子どもの「不登校のサイン」に対して親ができること
参考記事:子どもが発する「不登校のサイン」
参考記事:夏休み明けに増える「不登校」の原因とは?
参考記事:夏休み明けからできる! 中学生の子どもの勉強サポート術

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