シェアする
1-1.大学受験対策は早めに始める
「大学受験対策は高校3年生になってからでいい」と考えていませんか?高校2年生の夏休みから始めた生徒と比較をすると、すでに遅れを取ってしまっている状態です。
大学受験対策をするうえで時間に余裕がないことは、大きなマイナスになります。
1-2.高校2年生の夏休みから大学受験対策を始めるメリット
高校2年生の夏休みから受験対策を始める場合の最大のメリットは「時間の余裕があること」です。1年生と2年生の1学期の基礎固め(総復習)ができるので、勉強次第では学力を底上げすることも可能です。
時間の余裕がうまれるので、高校3年生になれば高校3年生の復習と受験対策に専念でき、他の生徒に大きな差をつけることができます。
2-1.苦手教科の基礎固めは必須
高校2年生の夏休みにしておきたいことは、1年生の総復習と2年生の1学期までの復習です。苦手科目や単元はこの時期に克服しておくと、3年生からの大学受験対策がスムーズになります。
とくに英語と数学は積み上げ式教科なので、基礎がわからないと応用問題を解くことができません。英語と数学が苦手な場合は、夏休みを利用して基礎固めを行いましょう。
2-2.効率よい学習は優先順位をつけることから
長い夏休みですが、無限に時間があるわけではありません。まずは優先順位をつけましょう。文系の生徒は英語と国語を優先的に学習します。
これらの教科は語彙力がないと文章の意味を理解することができないので、まずは語彙力を伸ばすことです。また、英語は文法の確認、国語は読解力を身につける学習方法が役立ちます。
理系の生徒は数学と英語を優先して学習します。数学は公式を覚え、基礎問題が確実に解けるようになるよう基礎固めを行います。
2-3.夏期講習の受講は必要?
夏休みを利用して夏期講習を受講する高校生もいます。うまく活用できれば大学受験に有利になるでしょう。ただ夏期講習を受けたからといって必ず成績があがるわけではありません。
自宅学習でも学習内容に優先順位をつけ、じっくり取り組むことで基礎固めをすることは十分可能です。費用がかかることなので良く考えてから、ベストな方法を選択しましょう。
3-1.志望校について調べる
夏休みはまとまった時間がとれるので、志望校が決まっている生徒は志望校について情報収集を始めましょう。「まだ志望校が決まっていない」生徒も、志望校を決めるための情報収集ができます。
国立大学では大学入学共通テストに加えて2次試験がありますが、私立大学では国立大学とは違い、入試の日程も選抜方式も独自のルールを定めています。
どの大学が自分に合っているのか?将来の進路などを加味してじっくり腰を据えて選べるチャンスです。
3-2.オープンキャンパスに参加する
すでに志望校が決まっている生徒は、大学のオープンキャンパスに参加することで、より具体的に大学進学について実感できるはずです。親子で参加することも可能なので、子供の将来を決めるための情報収集として、積極的に参加しましょう。
高校3年生になってからオープンキャンパスに参加することもできますが、大学受験対策で大変忙しい時期なので、できるだけ早くオープンキャンパスに参加をし終えることをおすすめします。
4-1.志望校に合った学習方法や優先順位をつける
大学受験は出題の範囲も広く、受験対策には長い時間がかかります。じっくり腰を据えて取り組むのは当然ですが、時間には限りがあります。文系か理系かで優先すべき科目を分け、さらに志望校が決まっているのなら試験にでる範囲を確認するなどして優先順位をつけましょう。
苦手単元や教科に狙いを定めて効率的な学習をすることも欠かせません。また、勉強の質をアップさせるために、より集中できる環境や時間帯を選ぶことも重要です。自分なりに集中できる勉強方法を探すことも学力アップにとって重要です。
4-2.教科書ガイドを使って復習する
教科書の内容だけでは理解できないとき、参考書をプラスすることもおすすめです。
「教科書ガイド」は学習内容を理解しやすく解説しており、教科書に掲載されている問題の解き方も解説されています。授業で聞き逃した部分も自主学習で取り戻すことが可能です。苦手科目の復習にぜひ取り入れてください。
参考記事:【高校生】基本はやっぱり教科書!教科書を活用した勉強のメリットとは?
参考記事:【高校生】2022年の教科書改訂では、何が変わる?
参考記事:進級したい…!確実に進級するために必要なこととは?
参考記事:【高校生】進級に向けて準備したいのは、予習?それとも復習?