【高校生】1学期の期末テストは高得点を取りやすいってホント?

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目次

2022.04.13

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1.期末テスト対策を適当にやっていて大丈夫?

1-1.科目数が格段に増える

中学生の頃の主要教科は「数学・国語・英語・社会・理科」の5教科でしたが、高校生になるとこれらの教科が細分化され、学ぶ範囲と知識量が大幅に増えます。例えば、英語を例にあげてみましょう。
高校生の英語は「英語コミュニケーションⅠ、英語コミュニケーションⅡ、英語コミュニケーションⅢ、理論・表現Ⅰ、理論・表現Ⅱ、理論・表現Ⅲ」と科目数が6つに細分化されており、出題範囲が広くなっています。
また、ほかの教科も科目数が増えているため、より早いタイミングで期末テスト対策を実施する必要性があります。

1-2.2022年から新学習指導要領の改訂実施

高校でどのようなことを学習するかは学習指導要領によって決められており、約10年に1度のペースで改訂されています。これは時代の変化に柔軟に対応できる生徒を育てるための工夫です。
2022年から新しい学習指導要領が完全実施され、高校1年生用から科目や学習内容が大きく変化します。

1-3.学習量が増える科目も

新学習指導要領により、さらに学習内容がむずかしくなる科目があります。
例えば英語は今まで1800語の英単語を学ぶことになっていましたが、この数が1,800~2,500語と数が増えています。英検2級に合格できるほどの実力が期待されているのです。
ほかにも情報Ⅰが必修科目として新設されており、2025年には「情報」が大学入学共通テストに追加されることになっています。

2.期末テストで高得点を狙うための勉強法

2-1.期末テスト対策に「適当」は厳禁

1学期の期末テストで高得点をとりやすいかどうかは、期末テストの対策が十分にできているかにかかっています。とくに努力もせずに一夜漬けで高得点がとれるほど高校生の勉強は甘くありません。地道なテスト対策が必要です。

2-2.基本中の基本!出題範囲確認

期末テストの範囲を確認しないまま、そのままテスト勉強に突入してしまう生徒が意外に多いのですがこれはNGです。担当教諭によっては試験範囲を黒板に書いて教えてくれることもありますし、丁寧にプリントにまとめてくれる先生、口頭でサッと軽く説明するだけの先生など説明方法に違いがあります。
なかには中間テストの範囲まで期末テスト範囲に設定する先生もいるので要注意です。「そんなに範囲が広かったの(狭かったの)?」と後悔しないよう、しっかり出題範囲を確認しましょう。

2-3.勉強時間はメリハリをつける

勉強時間は、長ければ長いほどよいと思いがちですが、50分勉強したら10分休むなど、メリハリをつけておくと学習効率があがります。期末テスト前は睡眠時間を削って勉強をする生徒も多いと思いますが、睡眠不足になると集中力低下やイライラ、昼間の眠気などにつながるので、できるだけ睡眠時間は削らないようにしましょう。
限られた勉強時間で、科目に優先順位をつける、苦手な単元を優先するなどスケジュールを工夫することが大切です。

3.教科別攻略法

3-1.主要教科対策

英語…英文法と長文読解を攻略するために英単語を覚えること、英文を声に出して読む・文字にして書くなど五感を使って覚えるのがコツです。
いきなり何十回も書くより、まずは読むことから入る方が、いっぱんに覚えやすくなります。

国語…現代文・古文・漢文の3つの分野別に対策を立てます。テスト範囲にある漢字や語句を覚えるのはもちろん、文脈や単語の意味を理解する、登場人物の心情などを考えることも大切です。

数学…まずは学校で使われている問題集を使い、テスト範囲の問題をこなしておきます。ただやみくもに解答するのではなく、間違った部分をおさえて、同じ間違いをしないよう参考書などで解き方・考え方を理解しておくのが効果的です。

社会(地理、倫理政経、現代社会、世界史、日本史)…覚える知識が多い社会は、ノートや教科書に目を通し、まずは全体像を把握しましょう。遅くとも試験の1週間前までには内容を暗記し、試験直前に再確認すると効率よく定着できます。

理科(生物、物理、化学、地学)…社会と同じく理科も暗記科目ですが、学習する事象がなぜこのような結果になるのか、観察・実験の方法や結果と考え方についての理解が重要です。

3-2.実技教科のテスト対策

高校の期末テストでは中学校と同様に実技教科(副教材)の筆記テストも実施されます。主要教科に集中したいのに、実技教科の勉強まで範囲に含まれるので時間管理が必要です。
実技教科もほかの教科と同じく出題範囲をしっかり確認し、配布されたプリントなどを再確認しましょう。主要教科より覚える範囲が狭いので、教科書やプリントなどの内容で「ここが重要」といわれた部分をチェックし、専門用語を暗記します。赤シートでの暗記が効率的です。

4.教科書に問題集を加えて効率アップ

4-1.テスト勉強に必要なものをそろえる

定期テストの勉強を始める前に、まずは必要なものをそろえましょう。

・教科書
・ノート
・問題集などの副教材(もし学校で配布されていれば)
・授業中に配布されたプリント等
・筆記用具

机の上にはスマホやゲーム機、漫画など娯楽になるもの、気が散りやすいものは置かないのが鉄則です。

4-2.参考書や問題集をプラスして効率アップ

高校生向け「教科書ガイド」は教科書の公式ガイドブックです。教科書の内容や問題の解き方・考え方をわかりやすく解説しているので、「ここがわからない」をきちんと解決することができます。定期テスト対策はもちろん日頃の学習(予習・復習)にも役立てましょう。

教科書ガイド

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