部活動で先輩・後輩のコミュニケーションをスムーズにする方法

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目次

2022.03.23

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1.部活動は「同じスポーツに興味がある」共通点あり

1-1.部活動はクラスメートとは違う集団

クラスメートはランダムに集まった生徒が同じ教室にいるだけの、いわば烏合の衆です。そのため全く面識のない新たなクラスメートとコミュニケートするのは、かなり大変かもしれません。
でも部活動は少し違います。そうではない生徒もいるかもしれませんが、少なくとも「特定のスポーツに興味がある」点では共通点があります。ですからクラスメートより打ち解けあいやすくコミュニケートしやすい面があります。
部活動をしていれば各種の大会、練習試合などに出場することもあり、同じ目標に向かって練習するうちに信頼関係ができ、仲良くなれる可能性があります。

1-2.部活動を通して「自分の居場所」を見つけることも

クラスのなかでは仲の良い友達をみつけることができなくても「部活動の先輩や後輩と放課後に楽しく過ごせた」という方もいます。
部活動のなかに自分の居場所を見つけることで、精神的な安定や充実感を感じたのでしょう。部活動は学生生活のすべてではありませんが、人間的な成長をもたらし、人間関係を学ぶ場になるのです。

2.後輩の本音から見える理想の先輩

2-1.後輩の本音とは?

部活動において後輩はつねに先輩に気をつかい、先輩を怒らせたり不仲になったりするようなことは避ける傾向にあります。
先輩との付き合いが知らず知らずのうちにストレスになることもあるでしょう。ところが、なかには後輩からとても好かれる先輩もいます。そのタイプをご紹介しましょう。

・困ったときに相談にのってくれる
・練習中や試合中にちゃんとフォローしてくれる
・いいプレイをしたときに褒めてくれる
・率先してお手本を見せる
・後輩の意見や考えを尊重してくれる
・後輩の個性や持ち味を評価してくれる

このような先輩だと後輩の心も打ち解けやすく、仲良くしてくれる可能性が高くなります。
もしあなたが先輩の立場で後輩とうまくコミュニケートできていないなら、上記のような先輩になれるよう、まずは努力するのが一番です。
さらに積極的に後輩に声かけする、なにか困ったことがあったときには相談にのるなど自分から行動してみてください。

2-2. 嫌われる先輩の例

逆に後輩から嫌われてしまう先輩の例をあげましょう。

・言っていることがコロコロ変わる/気分屋
・後輩の粗探しばかりして悪口を言う
・話を聞かない
・とにかく感情にまかせて怒る
・先輩だからと高圧的な態度をとる(命令ばかりする)
・平気で嘘をつく

このような先輩では後輩がついてきません。また上記のような性格や行動では、社会でも通用しない可能性が高くなります。
自己中心的で感情的、人格の劣る人物では、理想の人間関係や信頼関係を構築するのはむずかしくなります。

3.先輩とスムーズにコミュニケートできる後輩とは?

3-1.先輩から好かれる後輩とは?

逆に先輩から好かれる後輩についてみていきましょう。

・笑顔で挨拶できる
・「教えてください」とアドバイスを求めてくる
・苦しい練習でも文句や弱音をはかない
・気遣いができる
・先輩の意見を素直に聞く

先輩は「後輩から頼られるとうれしい」という気持ちの方が多いです。実際に部活動でうまくいかないとき「どうすればうまくプレイできますか?」と聞かれればなんとかしてあげたいと思うものです。
その意見をきちんと聞き、上達すれば先輩・後輩の間に信頼関係が生まれます。先輩とうまくコミュニケートするには、後輩も積極的に先輩に声かけすることが大切です。

3-2.嫌われる後輩像

先輩から「あの後輩は生意気、相手にしたくない」と思われることもあります。具体的にどのようなタイプが煙たがられるのでしょうか?

・先輩の意見を聞かず反論ばかりする
・挨拶をしない
・先輩をバカにする(悪口をいう)
・気遣いができない
・まともに練習しない/試合で手抜きをする

このような性格、行動しかできない人物が社会に出ても、社会ではまっとうに評価してくれません。社会の厳しい洗礼を受けることになります。
人を不快にさせる態度をとらないよう、まずは人間性を磨くことです。とくに挨拶は人間関係の基本です。先輩や目上の人だけではなく、同級生や後輩にもしっかり声かけしたいものです。

4.なんでも話せる関係の基礎にある「信頼関係」

4-1.信頼関係を構築するための行動

スムーズなコミュニケートの基本には信頼関係があります。この信頼関係を構築することこそが大きな鍵になるのです。
先輩であれ後輩であれ、以下のような行動をとれば信頼は大きく損なわれ、人間関係もギクシャクするでしょう。

・約束を守らない(時間にルーズ・後輩や先輩の秘密をばらす)
・嘘ばかりつく
・言っていることとやっていることが違う
・素直に謝らない
・感謝しない
・言い訳ばかりしている
・悪口や噂話が大好き
・後輩(先輩)に関心がない

このような行為をしていると、いつまでたってもスムーズなコミュニケートはできません。またこのような感覚で社会人になると仕事上でもうまくいかなくなるでしょう。部活動でよい人間関係を構築することは、将来社会に出て活躍するときにも十分役立つはずです。
たかが部活動ではなく、社会人になる訓練をしているのだと思い、真摯に向き合うことで大きなプラスになるはずです。

 

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