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1-1.すべての教科に必要な基礎力とは？
小学生になると国語・算数・理科・社会、また学年によっては生活・英語や実技教科の授業があります。これら学習の基本になるのは「日本語」です。教科書に書かれていることを読み、しっかり理解しなければならないため「日本語を読む・書く」力は必須。
勉強が苦手な児童のなかには、文章を読んだり書いたりすることが苦手なケースも。勉強をするのが苦手、嫌いという意識がつくと中学、高校と進学するにつれてどんどん授業内容が高度になり克服するのがむずかしくなります。小学生のうちに学びの土台を作りましょう。
1-2.計算の能力も必要
読み・書きの能力のほかに必要な基礎力は「計算」の能力です。足し算や引き算、掛け算など基本的な能力がなければ小数や分数の計算など、さらに発展した内容を定着させることはできません。基礎ができなければ応用問題をそれだけ頑張っても理解できないでしょう。
また算数にも文章問題があるので、国語の力やその現象をイメージとして理解する学力が必要です。算数が苦手な生徒は早いうちから計算の能力を養う必要があります。
1-3.丁寧に字を書くことも大切
テストで丁寧に自分の名前を書くことは当たり前のことのように感じます。ところがなかには、解答用紙に書きなぐったような乱れた文字や数字を書く生徒もいるのです。「勉強するのが面倒くさい、どうでもいい、嫌い」という心理から乱暴な行動に出ている場合もあります。
もし書いた字が乱暴なら、まずは落ち着いて、上手ではなくても丁寧に字を書くことを練習させましょう。
2-1.簡単な問題からステップアップ
いきなり難しい問題から学習させると、途中で挫折する可能性が高くなります。とくに勉強が苦手な生徒の場合、学ぶことに拒絶反応を示すことも。まずは簡単な問題を繰り返し学習することが大切です。ここで「簡単な問題なんかできて当然」と考えてはいけません。
勉強に苦手意識のある生徒は教師や両親から成績に関して怒られるなどマイナスなイメージをもっている可能性もあります。まずは成功体験を増やし、自信をもってもらうことが大切なのです。
2-2.国語は音読をしてみる
国語の基礎力が身についているかどうかは、教科書を音読することである程度わかります。漢字の読み方がわからないと音読が途切れますし、教科書を読み終わった後に「どんな内容を書いていたのかな？」と聞いて返事ができないのも問題です。
読解力や表現力が足りないということになるからです。漢字の書き方、読み方、文章を読んで中身を理解する力など、足りない部分は反復練習で養ってあげましょう。
3-1.読書量の多い生徒は表現力が豊か
「読書量が多い生徒は、たくさんの言葉を知っており表現力が豊か」という言葉を聞きます。本をたくさん読めば同じ表現でもさまざまな言いかえがあり、さらに何冊も本を読めば文章での表現力や読解力、想像力、思考力などが自然に身につきます。
ただ本を1冊読んだだけではそれらの能力が飛躍するわけではないので、日ごろから本を読む習慣をつけることが大切。面白い物語を読みながら自然に学力が身につくのは、子供にとっても大きな楽しみになるはずです。
3-2.日記を書く習慣をつける
本をたくさん読めば読むほど表現力や想像力、語彙力が豊かになり、自然に生徒自身から発信する（文章を書く）力が育まれます。インプットするだけではなくアウトプットさせることで理解力や表現力もアップします。
毎日短くてもいいので日記を書く習慣をつけましょう。最初はいやいやでも、慣れてくれば時間がかからなくなります。日記を書くことが苦でなくなれば、ある程度の語彙力や表現力が身についてきた証拠です。
4-1.厳しく指導しない
子どもが小学生低学年の頃に「なぜこんな簡単なことができないの！」と厳しく責めたために算数に対して苦手意識が芽生え、その後数学が苦手になったという話もあります。
学習に対して嫌な思い出をつくらないためにも激しい言葉は使わず「できたね、やったね！」等褒めて伸ばすことが大切です。
4-2.教科書に沿ったワークブックを使う
教科書は学習の基本です。そのため基礎力や学力アップのためには「教科書の内容をしっかり理解できるかどうか」が問われます。教科書完全準拠の問題集「教科書ぴったりトレーニング」を使うと、児童の自主学習もスムーズ。
教科書の説明文をさらに丁寧に解説しており、わかりやすく練習問題（基礎問題）から応用問題へと無理なく学力を育む手助けになります。
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