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1-1.勇気をもって挨拶から
人見知りで積極的に同級生に話しかけることができない。とくにクラス替えで、それまであまり話をしたことのないクラスメートが増えた。どう声をかければいいのか?どう付き合っていけばいいのか?人見知りの生徒の場合、かなり不安になることでしょう。
もちろんなじみのない同級生と突然親しく話をすることは、社交的な生徒でもハードルが高いもの。まずは挨拶をして「自分という存在を知ってもらう」ことが大切です。
1-2.自分から声をかける
「おはよう」という朝の挨拶を同級生からかけてもらうのをずっと待ち続けていても、積極的に話しかけてくれる同級生はほとんどいません。なじみのない同級生に関わろうとする生徒は少数派です。挨拶してもらえるまで待つのではなく、自分からすすんで話しかけましょう。
ただ話しかけると言っても長い話をするのではなく「おはよう」と挨拶をするだけでいいのです。そうすることで自分から積極的に同級生と関わろうとしている意思を示すことができます。
1-3.わからないことを聞いてみる
机に座ってなにも話さずじっとしている同級生に、声をかけることは実際むずかしいものです。もし授業の内容や先生のことなどでわからないことがあれば、席の近い子に声をかけて積極的に話をするよう努力しましょう。
一度声をかけただけで仲良くなれるわけではありませんが、何度か声をかけるうちにだんだん話やすくなります。そのうち「一緒に体育館まで行こうよ」「もうちょっと話そうよ」と相手の方から声をかけてくれることもあります。親しくなるきっかけを「自分からつくる」ことが重要なのです。
2-1.同級生のリサーチをしてみる
なじみのない同級生に突然話しかけるのは本当にむずかしいものです。突然話をするのではなく、まずは同級生の趣味や部活などの情報を収集しましょう。同級生同士の会話を聞いていればなんとなくわかってくるものです。
もし同じ趣味の同級生がいれば話題にしやすいですし、話が盛り上がる可能性がグッと高くなります。好きな芸能人が同じ、ゲームの趣味が合う、テレビや動画サイトで同じ番組を見ているなど共通点が見つかればしめたもの。思い切って「私もそのゲームが好きなの」と声をかければ、打ち解けるのにそう時間はかからないでしょう。
2-2.同じタイプの同級生に声をかける
人にはさまざまな性格があります。積極的で活発なタイプや消極的で内気なタイプ、自己主張の激しい生徒、気配りができる優しい生徒などさまざまです。声をかけるときに、できるだけ自分と似ているタイプの生徒を選んで話しかけるとうまくいく可能性が高くなります。
人見知りするタイプの生徒なら、同じように人見知りをするタイプの生徒に声をかけるのがポイント。お互い「誰か友達がほしい」と思っているなら、すぐに親しくなれるはずです。
3-1.気になる同級生がいれば積極的に声掛けを
どうしても気になる同級生がいれば積極的に声をかけてみましょう。複数の同級生に時間差で声をかけるよりも、気になる同級生を見つけて何度も声掛けをする方がうまくいくこともあります。たとえ趣味が合わなくても大丈夫。何度も声をかけることで次第に打ち解けあい、理解しあえるはずです。
趣味のあう同級生は話題が合うという大きなメリットがありますが、趣味が合わなくても「そういう世界もあるんだ」と勉強するいい機会になります。
3-2.笑顔を心がける
同級生に対してできるだけ笑顔で接すると、印象がグッと良くなります。一人で寂しそうな生徒や不愛想な生徒には声をかけにくく、近寄りがたい雰囲気を醸しだしてしまうもの。
できるだけ周囲に和やかな印象を与えるためにも、挨拶をするときや声をかけるときは笑顔を心がけましょう。
3-3.きちんと話しを聞く
同級生と会話しているときに相手の話を「うん、うん」と頷きながらしっかり聞くと、グッと印象が良くなります。
きちんと頷いてくれると「私の話をちゃんと聞いてくれているんだな」というメッセージを同級生に送ることになりますし、誠実に対応していることで相手に安心感を与えることもできます。
4-1.部活動の人間関係にも着目
部活動では同級生だけではなく先輩や後輩など学年を超えた人間関係ができます。同じクラスではあまり親しい友達ができなかったとしても「部活の先輩や後輩と楽しく活動できた」ということも少なくありません。
部活を通して同級生とも親しくなれる可能性があり、部活を通して人間関係をひろげていくこともできます。「教室には親しい友達はいなかったが部活動に居場所があったので学生時代は充実していた」という声もありますので、部活に目を向けてみるのも良い方法です。
4-2.習い事にも注目
授業や部活以外にも、習い事(ピアノやダンス、水泳教室など)で大活躍する生徒もいます。ピアノやダンスなどを極めればその道で注目され、そこに居場所ができるかもしれません。
学校から離れて趣味の活動をすることで自己の存在が認められた、スポットライトが当たった、居場所ができたことで救われることも。学校だけではなく、校外活動にも視野を広げてみましょう。
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