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1-1.基礎はとても重要
新中学生にとって春休みは基礎固めのための絶好のチャンス。なぜならまとまった時間がとれるうえに、学校から出される宿題や課題がほとんどないからです。
小学校で学んだ学習を基礎として、さらに新しい知識や技能を積み上げていくため、小学校で学んだ内容がしっかり理解できていないと中学校の授業についていけなくなる可能性も。
中学生の学習を先取り(予習)するより復習に力を入れるべきです。
1-2.学習計画表をつくってみる
春休みはなんとなくダラダラ過ごすとあっという間に過ぎていきます。有意義に過ごすために春休み前に学習計画表をつくっておくのがおすすめ。
カレンダーに「午前中2時間、午後は3時間算数の学習」など大雑把でも構いませんので書き留めておけば大丈夫です。なかには習い事や旅行、イベントに参加する日もあるはず。
スケジュールをつくるときはまず優先的にイベントを記入し、空いた時間に学習すると決めるといいですね。
1-3.自宅学習の習慣をつける
小学校のうちに学習習慣がない生徒は、春休みに自宅学習の習慣をつけましょう。最初は10分からで構いません。
成績がアップする生徒とそうでない生徒の差は、毎日の学習習慣があるかないかの違いです。自宅学習の習慣をつければ成績アップの可能性大。
春休みには時間の余裕があるので、まずは決まった時間に短時間でも机に向かって学習する習慣をつけるのがベスト。習慣がついてきたら10分を15分、20分と少しずつ長くすればOKです。
2-1.積み上げ型教科は基礎が重要
英語と数学(算数)は積み上げ型教科と言われており、基礎のうえに知識や技能をどんどん重ねていきます。
足し算や引き算、掛け算の計算がわからないのに、いきなり分数や面積の計算をすることはできません。基礎積み上げ型の教科、英語と数学は、あいまいな点を確実につぶしておくことが重要なのです。
算数は掛け算や割り算など基本的な計算、小数計算、分数計算、また整数、最大公約数、単位(重さや長さ)などを復習しておくのがおすすめです。
2-2.国語は全教科に必要なスキル
国語は読解力や漢字の知識など全教科にわたって必要な教科です。教科書を読んだときに知らない漢字がある、理解できない言葉があるとそこでつまずいてしまいます。
国語は小学校で習った漢字をしっかり読み書きできるかどうか確認し、わからない言葉があればすぐに辞書を引く癖をつけるのがベストです。
2-3.英語の復習で力を入れる点は?
小学生で習った英語の単語が読める、書けるようにしておくと中学での学習がスムーズになります。簡単なあいさつも練習しておきましょう。
教科書の復習だけではなく、身の回りにある商品に書かれた英単語にも興味をもち、初級の英和辞典を引く癖をつけると自然に英語力がアップします。
3-1.教科書やプリントをチェックしなおす
社会、理科の教科に関しては、小学生の頃の教科書や配布されたプリントを振り返り、わからなかった点を復習しなおします。生徒によって得意単元、不得意単元がありますので、自信のない単元に絞ってピンポイントで復習するのが無難です。
社会は中学校になると国内だけではなく世界の地理を学びますので、ゆとりがあれば世界地図をチェックして重要な国や首都を確認しておくとよいでしょう。
3-2.動画やテレビ番組も活用する
小学生で学んだ社会や理科の単元のなかで理解しにくいものがあれば、インターネットで解説動画を見る、テレビ番組をチェックするなどして重要ポイントをつかんでおくと安心です。
4-1.基礎がわからない教科は参考書を利用
苦手教科や苦手単元があるときは、教科書を見てもよくわかりません。そこで上手に利用したいのが参考書や問題集です。
とくに教科書の内容を詳しく丁寧に説明した参考書があれば、教師や親御さんのサポートなしで教科書の内容をしっかり理解できます。
進学前に復習をしておきたいなら、小学生向けの参考書を利用するとよいですね。
4-2.教科書準拠の参考書を使う
学習の基本は「教科書の内容をしっかり理解する」ことです。小学生の頃に使っていた教科書の内容と単元名、単元のならびが同じ参考書なら、教科書とならべて自宅学習ができます。
「教科書ぴったりトレーニング」なら教科書の内容に準拠しているので、苦手教科だけにポイントを当てて重点的に復習可能。
教科の基本は理解できているが現状の学力を確かめたい生徒なら「ドリルの王様」(問題集)で実力チェックもできます。基礎部分を固めておけば進学後も自信をもって学習に取り組めますよ。
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