進級したい…!確実に進級するために必要なこととは?

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目次

2022.01.26

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1.高校で進級するために必要な条件

1-1.進級のために必要な授業数

高校を進級、また卒業するための条件に「単位の取得」があります。高校では50分の授業を1年間に35回受けて「1単位」と定められています。

もし高校1年生で現代国語の科目を1単位取得しなければならないと決められていると仮定します。1週間に1時間(実質50分)の授業を受けるとすれば1時間×1単位×35回、つまり年間35時間の授業を受けなければなりません。

1-2.その他加味される条件

では授業を真面目に受けていれば、自動的に単位が取得できるのでしょうか?じつはそれ以外にも定期テストの成績、レポートの提出状況、授業態度などさまざまな点をチェックされています。

定期テストの成績がよくても授業中ずっと居眠りをする、レポートを提出しないなど不真面目な点があれば、教師からの心証も悪くなるでしょう。

進級できる・できないほど深刻な問題でなくても、進学や就職時に不利になる可能性もあります。

1-3.出席日数

高校での進級の条件には「出席日数」もあげられます。一般的にはあらかじめ決められた出席日数の「4分の1から3分の1」欠席してしまうと進級できなくなります。

必要な出席日数は学校ごとに違いがあるため、心配なときは事前に確認しておく方がいいでしょう。また出席日数が足りず進級や卒業がむずかしいと考えられる場合は、事前に学校側から連絡があります。

2.成績が良くても出席日数が足りないと進級不可

2-1.必要な出席日数を計算してみる

どれだけ定期テストの成績がよく授業態度が真面目であっても、出席日数が足りないと進級・卒業ができません。

仮に1年間に必要な出席日数が200日と決まっている高校で、進級に必要な出席日数が全日数の2/3以上と決められている場合は約134日となり、1年間に66日欠席すると進級・卒業がむずかしくなります。

2-2.出席日数が足りなくなるケース

進級や卒業のためにはきちんと高校に通うことが必要なのですが、それでも出席日数が足りなくなることがあります。

病気や交通事故、部活でのケガなどで入院してしまうこともあるでしょう。病気や交通事故、ケガは突然のアクシデントで生徒本人に責任がありません。そのため診断書を提出すれば学校側が配慮してくれることもあります。

問題は「校内でタバコを吸った・暴力事件を起こした」など不祥事で停学した場合です。停学3か月などの判断がくだると進学がむずかしくなりますので、くれぐれも問題行動を起こさないようにしてください。

2-3.公休はお休みとしてカウントされない

部活で遠征にでる(対外試合に行く)、学校が認めた会合にでる、親族に不幸があった、災害でどうしても登校できない、学校で認めた各種受験、学校保健安全法(おもにインフルエンザや風疹、おたふくかぜなど)による出席停止は公認休暇(公休)となり、欠席扱いにはなりません。

3.赤点をとったら絶対に進級できないの?

3-1.高校での赤点の基準

高校では中間テストや期末テストなど定期テストが実施され、その結果により生徒がどこまで授業内容を理解しているかを判断します。

この成績が及第点以下であれば俗にいう赤点となり、進級や卒業に影響することに。このボーダーラインは学校により違いがありますが「平均点の半分以下を赤点とする」ケースが多いようです。

この場合、もし現代国語の期末試験の平均点が50点であった場合、25点以下の生徒は赤点になります。ただ各学校により基準が違うため、事前にしっかり確認してください。

3-2.赤点が適用されるテストの範囲

赤点が適用されるテストは定期テスト(中間テストや期末テスト)だけです。そのため外部で実施される学力テストや模擬試験は影響ありません。授業前に受ける小テストも赤点の対象外です。

4.「進級できない」と不安があっても救済措置実施

4-1.赤点1回程度では問題なし

「赤点を1度でもとると進級できないの?」と不安になるかもしれませんが、そのようなことはありません。

授業態度が真面目でレポートや論述をしっかり提出していれば問題ない、という教師もしますし、多くの場合「追試」を受けて基準以上の点数をとれば進級できるように救済してくれます。

追試の内容は定期テストの問題と同じなのできちんとテストの見直しをして復習すれば大丈夫です。

4-2.長期休みでも救済措置あり

病気や交通事故、ケガなどやむを得ない事情で欠席した場合でも救済措置があります。

あまりに長期で休むとどうにもなりませんが、1か月程度の休みであれば夏休みに補習授業をおこない、それを受けることで出席日数を補うなどの救済措置があります。

学校側も極力生徒に進級、卒業してほしいという気持ちがありますので、不安なときは学校と相談するのが一番です。

 

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