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1-1.優先させるのは「復習」
進級に向けて準備するためには「復習」が重要になります。進級するということは1年間積み重ねた知識や技能のうえにさらに新しい知識、技能を積み重ねていくことです。
1年間学んだものが基礎からグラつくようでは、たとえ進級しても新しい学習内容を確実に身につけることができません。そうなると授業やテストに対して自信を失うことも。
進級に向けて最優先させるのは復習であり、時間にゆとりがあれば予習をするというスタンスが無難です。
1-2.スケジュール作成から開始
高校1・2年生の平日の学習時間の平均は約68分といわれています。部活やバイトなどで忙しい高校生でも、すき間時間を活用すれば1日1時間前後の学習時間をつくることはできます。
進級のために準備したいならまずはスケジュールをつくることから始めましょう。一日の流れを振り返り「部活があまり忙しくないから、平日2時間以上は勉強できる」「平日は早朝1時間勉強して休日は8時間勉強する」など、生徒それぞれにあったスケジューリングを。
自主的に生活を見直すことで「入浴後に1時間以上もスマホを使っている」など生活上の問題点に気づくこともできます。
1-3.過去の定期テストなどを振り返る
進級にあたって過去1年間の定期テストや配布物、資料などをチェックしましょう。
「数学はあまりいい点数ではなかった」など苦手教科があれば、重点的に定期テストを振り返りましょう。学期末の時点で同じ問題でつまずくようなら基礎がわかっていない証拠です。
教科書や参考書をチェックして要点をおさえ、重要ポイントを理解しておきましょう。
2-1.春休みを有効に活用しよう
春休みはまとまった時間がとれるため、普段は忙しくてじっくり落ち着いて勉強できない生徒も腰をすえて学習に取り組めます。
春休みは学年の切り替え時期なので、夏休みや冬休みほど課題が出ないことも。時間にゆとりがあれば進級に向けて学習に取り組めるはずです。
2-2.進級だけではなく進学も視野に
進級の先には進学があります。「気が早い」と思うかもしれませんが、時間はあっという間に過ぎるもの。
将来進学したい大学や学部が決まっている場合は、春休みに受験科目を重点的に復習すると後々有利になります。
2-3.勉強の習慣を身につける
平日の学習時間の平均時間は約68分ですが、じつは「平日はほとんど勉強していなかった」という高校生が全体の約3割います。
休日にまとめて学習する生徒がいるかもしれませんが、高校生のなかには学習習慣が身についていない方もいるようです。春休みは学習のための時間がありますので、しっかり計画を立てて自宅学習の習慣をつけましょう。
3-1.進級後の授業がわかりやすくなる
時間にゆとりがあれば、春休みやまとまった時間がとれるときに進級後の予習をしておくのがおすすめです。
中学校とは違い高校は授業内容のレベルが高くなり、さらに学習量が増えスピードも速くなるためついていけなくなることも。
予習をしておくと授業の内容がスムーズに頭に入りますし、わからない点はあらかじめチェックしておき重点的に授業を聞く、理解することもできます。
3-2.どうしても授業が理解できないときは
予習をしておくと「この教科のこの単元はわかりにくい」など授業内容をあらかじめチェックでき、つまずきそうな授業を重点的に聞き理解することができます。
ただ授業を聞いても単元の内容が理解できないときは放置するのではなく、教師に積極的に疑問点、不明点をぶつけることが大切です。内容を理解している同級生に聞いてみるのもいいでしょう。
あいまいにしておくと苦手単元、苦手教科になる可能性があります。
4-1.参考書を効果的に使う
教科書だけで内容が理解できないときは、参考書や問題集を購入し要点を理解すると効率的です。参考書は教科書の内容に沿ったものがおすすめ。
教科書の単元名や問題、イラスト、図がそのまま参考書に掲載されていると「使いやすい」と感じるはずです。成績を上げるには、まず教科書に書かれていることをきちんと理解することが重要。
参考書を選ぶときは表紙やタイトルだけではなく内容もしっかりチェックしましょう。
4-2.「教科書ガイド」で予習・復習を
「教科書ガイド」はさまざまな出版社(教科書)、教科に対応しているので、今使っている教科書に対応した参考書が見つかります。
教科書の要点や問題の解き方がわかりやすく解説されているので、予習に最適です。もちろん理解しにくい単元の振り返りにも使えるので予習・復習に大活躍。自宅学習の心強いサポーターです。
参考記事:【高校生】基本はやっぱり教科書!教科書を活用した勉強のメリットとは?