書道の宿題を楽しく上手に仕上げるコツとは?

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目次

2021.12.03

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1.汚れてもいい服装で

1-1.最初に道具を用意する

書道の宿題をこなすためには、まず道具を用意しなければなりません。学校で使用している筆や硯、墨汁、半紙、下敷き、文鎮などがあればそれを使用します。

指導用具一式がセットになり、持ち運びしやすい取っ手付きケースにおさめられていることも多いはず。もし墨汁や半紙が少ないようなら、事前に購入して補充しておきましょう。書き始めて調子があがり良い作品が書けるようになったとき「墨汁が切れてしまった」ということになるとモチベーションが半減します。

1-2.汚れてもいい服装で

書道の宿題をしているうちに手が汚れる…という話はよくききます。手や顔は洗えばきれいになりますが、洋服に墨がつくとなかなかきれいに落とせません。とくに白やパステルカラーの洋服は墨がつくと目立ちますので、できるだけ黒や紺など濃い目の服装がおすすめです。

最近は頭からすっぽりかぶれるスモックを洋服の上に着用し、洋服を墨汁の汚れから守ってくれる商品もあります。習字用エプロンなどは必要な道具ではありませんが、洋服が汚れるのが気になるなら用意しておくと無難です。

1-3.床を汚さないように

書道は墨汁を使うため、服装や皮膚はもちろん床も汚すリスクがあります。床や畳が汚れないように下敷きのしたにさらに新聞紙や広告などの紙をひろげ、床に墨汁が染みないようにしておきましょう。

墨汁入れに軽いプラスチック容器をつかうと倒してしまうことがありますので、墨汁は硯や重さのある容器に入れて倒さないようにしておくのがおすすめ

2.できるだけ静かな場所で

2-1.書道には集中力が必要

お手本を見ながら丁寧に仕上げる書道は、かなりの集中力を必要とします。周囲に人が大勢いておしゃべりしている、テレビやゲームの音が聞こえる、外が騒がしいなど気が散る環境ではうまく作品を仕上げることはできません。

子供の集中力は小学校高学年でも1時間前後と言われています。短い時間に集中できるような環境をつくっておくのがコツです。

2-2.書道のための場所も確保

書道作品を仕上げるためには、静かな環境だけではなく適度な広さのスペースも必要です。ソファーやテーブルなどが邪魔になるようなら、事前に家具を片付けてある程度のスペースをあけておきましょう。

また集中していると体力を使うため、途中で空腹を覚えることもあります。空腹で集中力が切れないように、書道を始めるまえにご飯を食べる、おやつやジュースを飲むなどしてある程度おなかを満たしておくと安心です。

2-3.室温にも気を付ける

書道作品を提出するのは冬季が多いのですが、寒い部屋のなかにいると風邪をひく可能性がありますし、寒いと集中力が落ちてしまいます。できるだけ室温は25℃前後を保ち、湿度も50%前後のベストな環境にしてあげてください。

3.正しい姿勢で、丁寧に

3-1.猫背ではきれいな書道作品はつくれない

書道を始めるときは、まず正しい姿勢を保つことが重要です。姿勢を美しく保つだけでもしっかりとした字が書けます。まず机の正面の椅子に座り(床に半紙を置く場合は、床に正座)机との間に拳1つ分のスペースをあけて背筋をのばします。

頭をやや前に向けて傾斜させ(約15°程度)半紙を動かないように左手で押さえます。このとき猫背になってしまうと半紙との距離が近くなり、半紙全体を見渡して作品を仕上げることができません。

3-2.無理に正座をしなくてもいい

「正座をして書道をする方が正しいしきたり」のように感じられますが、子どもにとって正座は窮屈なスタイルですし、足も痛くなり集中力が切れるリスクがあります。

椅子に座って書道をするのは間違いではありません。子どもが「椅子に座った方が楽」なら、そちらを選択するのが正解です。

3-3.正しい持ち方は?

筆は真ん中より下の部分をもち、垂直に立てたまま書くのが正しい方法です。鉛筆のように寝かせて書くのはNG。太い部分を書きたいときでも筆先を力いっぱい紙に押し付けるのはよくありません。筆が傷まないように丁寧に扱いましょう。

4.上手に書けた作品は部屋に飾ってみる

4-1.作品を部屋に飾ってみる

出来あがった作品は部屋に飾るとモチベーションがアップします。宿題だけではなく、部屋に飾るための作品をつくるもの良いでしょう。好きな言葉や漢字を書く、色紙に書くなどすると華やかな印象になります。

4-2.親子で楽しむ

書道が苦手な子どもでも親御さんと一緒に書道をすると「親がそばにいてくれる」安心感があります。

さらに親が直接正しい姿勢や筆の持ち方、正しい書き順、とめやはらいなどの書き方を直接教えてあげることができ、親子のコミュニケーションも活発になります。「上手く書けた」かどうかより、よい思い出になるはずです。

 

参考記事:芸術の秋、絵が苦手な中学生の方へ描くコツを教えます

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