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1-1.苦手教科は点数アップの宝庫
高校入試テストの満点が60点であるとして、模擬試験で得意教科は何点くらい取れていますか?得意な国語は「60点中50点以上は固い!」のであれば伸びしろはあと10点前後しかありません。
ところが「苦手教科の理科は、模擬で毎回10点前後しかとれていない」のであれば伸びしろは50点近くあるはずです。高校受験でより高い点数を取りたいのであれば、苦手教科を重点的に伸ばす方が効率的なのです。
1-2.定期テストを使って振り返り学習を
苦手教科のうち「一体どこが理解できていないのか」を炙りだすために、過去に受けた定期テストを解きなおしてできなかった部分を重点的に復習していく方法があります。
苦手分野の場合は広範囲で学習内容が理解できていないことも想定されるので、数学の場合は「とりあえず方程式とその応用問題はクリアしておこう」「一次関数と二次関数はどんな問題が出てもいいように勉強する」など、短期間でできる範囲を目標にして学習すると焦りがなく、確実に学力と得点を上げることができます。
1-3.問題集や参考書をフル活用する
過去問を解くにしても過去に受けた試験の振り返りでは問題数に限りがあります。そこで問題集や参考書を使ってより多くの問題を解くのがおすすめです。
教科書の内容にそった問題集(ワークブック)「教科書ぴったりトレーニング」であれば教科書の内容を参考にしながら練習問題から応用問題までさまざまな問題にチャレンジできます。問題を解きながら苦手分野の問題を洗いだし、何度も解くことで学力アップが狙えるのです。
2-1. 社会や理科は点数の上積みが狙いやすい
暗記重視型の社会や理科はすき間時間で知識を暗記することで得点アップが狙いやすい教科です。もし社会や理科が苦手なら、すき間時間を有効活用して必要な知識を覚えていきましょう。理科の場合は地学・生物・化学・物理とさまざまなジャンルがあり、得意な分野もあれば苦手な分野もあるでしょう。
もし「石の種類や天気に興味がある」なら地学(地層や気象、天体)だけをしっかり勉強し、その分野の問題が出れば解答できるようにしておくだけでも違います。生物や物理の分野まで興味をひろげればさらなる得点アップも夢ではありません。
2-2. 社会も特定の範囲だけはカバーする作戦が有効
社会も同じです。地理・歴史・公民の3つの分野が出題範囲になりますが、歴史が好きなら年号の暗記は苦にならないはずです。地理に興味があれば地理だけでも勉強しておくと、高校受験での点数アップに貢献してくれるはずです。
地理・歴史・公民はそれぞれが独立しており、どれから勉強しても相互に影響しあわずにすみます。興味がもてそうな分野から暗記し、少しでも加点できるよう頑張りましょう。
2-3. 国語も漢字にターゲットを合わせて暗記
国語は基礎的な積み上げが重要な教科ですが、漢字は100%暗記で対応できる部分です。高校受験での頻出漢字を書いて覚えておくと国語が苦手であっても確実に点数をとることができます。
3-1. 数学、英語、国語は積み上げ型教科
社会や理科とはちがい、数学、国語、英語は基礎の積み上げが必要な教科ですぐに得点アップが狙えるものではありません。
高校受験まで時間がないならなおさら、これら教科を基礎から丁寧に学びなおす時間はありません。ではどうすればいいのでしょうか?
3-2. 正答率の高い問題に狙いを定める
そこでねらい目なのが「正答率」の高い問題を確実にとるということです。模擬や過去問では「この問題の正答率は60%」など、各問題に正答率が表示されています。これが高い問題は「誰もが解答できている簡単な問題」ですから、このような問題を確実にとっていけるように勉強していきましょう。
そして単位の付け忘れや問題の読み間違いなどの凡ミスを減らし、取れる得点を落とさないよう配慮を。
4-1. 体調管理は最優先
試験当日にインフルエンザなどで休んでしまうと大変です。せっかく勉強したのに、体調不良でその実力を発揮できないようでは意味がありません。勉強しつつも体調管理は十分に。
大事なのは睡眠時間の確保です。最低でも1日6時間以上を確保し、規則正しい生活を維持しましょう。手洗いやうがい、外出時のマスクなど基本的な対策はもちろん必須です。
4-2. 感染症対策は最優先に
冬季はインフルエンザなどの感染症が流行る季節。そこで自室に加湿器をおいて湿度管理をする、エアコンで室温を一定に保つ、インフルエンザの予防接種をする、人の多い場所には立ち入らない、外出は極力避けるなどの対策が必要になります。
点数を伸ばすことも重要ですが、それと同じくらい体調管理には十分気をつけてください。
参考記事:【高校受験】模試の結果表の正しい読み方・分析方法はコレ
参考記事:中学生の勉強に最適な参考書とは
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