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1-1.出題範囲がもっとも広い
1学期や2学期にも期末試験はおこなわれますが、それら試験の範囲は1学期末であれば1学期、2学期末なら2学期の範囲が多いはず。ところが3学期の学期末試験(多くは2月中旬から2月下旬に実施)は1、2学期の期末試験とは意味合いが違ってきます。
3学期末試験はその学年で学んだ内容の総決算。1年間に実施される試験のなかでもっとも出題範囲が広いのが3学期末試験なのです(試験前の出題範囲確認が不可欠です)。
1-2.期末試験は次の年に直結する
中学1年生でしっかり基礎を理解しておくことが重要です。たとえば英語の教科なら現在形や現在進行形、過去形などの時制を頭にいれておかないと中学2年生で学ぶ未来形や過去進行形、さらに3年生の現在完了形が理解できません。
それは国語や数学などの教科でも同じことです。3学期の学期末(学年末)試験でその学年の学習がどこまで理解できたか、しっかり確認することができます。
1-3.内申点にも直結している
高校受験で重視されるのが内申点です。3学期の期末試験の成績はこの内申点と直結しています。内申点は一度書かれてしまうと取り戻すことができません。
3学期末の試験はその年の集大成です。1、2学期の成績が芳しくなくても3学期末試験の成績がよければ「この生徒は最後にしっかり頑張ってくれた」と好印象をもってくれます。
逆に1、2学期で頑張っても最後の試験で大きく成績が落ちると、それまでの頑張りが台無しになってしまいます。有終の美を飾ることは内申点の成績に影響を与えます。
2-1.3学期末試験の範囲とは?
前項で3学期末試験の範囲は広いとお伝えしました。具体的には3学期の範囲が6~7割、1、2学期で学んだ範囲が3~4割出題されることが多いです。出題範囲が広いので「一夜漬けでなんとかなる」レベルではありません。
1、2学期で学んだことを復習するためにも、1月から(試験1か月前から)の対策はかなり有効です。1、2学期の学期末試験は2週間前から始めるのが有効ですが、3学期末試験に関しては範囲が広いため、早い段階で1、2学期の復習を始めましょう。
2-2.1、2学期の定期テストの振り返り
1、2学期で受けた中間テストや期末テストを振りかえり、もう一度問題を解いてみましょう。もしできない問題があれば基本に戻って勉強しなおすと確かな学力になります。
とくに部活動や習い事が忙しい、時間がない生徒は1月から時間をかけて1、2学期の復習をするのがおすすめです。
3-1.3学期末試験対策に必要なものとは?
3学期末だからといって、必要なものは1、2学期末試験のものと大きな差はありません。教科書、クラスで配られたプリント、授業の内容を書き留めたノートがメインになります。
授業中に先生が「この範囲が期末試験にでます」と教えてくれるケースも多いので、範囲がでたら忘れずにノートに書いておきましょう。範囲がわかるだけで勉強する部分をかなり絞り込むことができます(もちろん試験範囲をはっきり教えてくれない先生もいます)。
3-2.教科書完全準拠のワークブックも活用する
それまで学んだ学習範囲を復習していると、どうしても「この問題が解けない、わからない」点に突きあたります。そんなとき、教師や友人、先輩に問題の解き方を教えてもらうのはよい方法ですが、基本的な部分がわかっていないと理解できないことも。
そこでおすすめなのが「教科書ぴったりトレーニング」です。教科書の単元名や並びが一緒なので、教科書の横にならべて学習することができ「要点チェック」で、基礎となる考え方や知識を無理なく復習できます。
3-3.確認テストで実力アップ
教科書ぴったりトレーニングは基礎を固めてから練習問題、そして確認テスト(応用問題)と無理なくステップアップできる構成です。苦手科目でも基礎から取りくむことでしっかり実力をアップさせることができます。
期末テスト予想問題も付属しているので、基礎や応用が身についたかどうか確認しやすいのでおすすめです。
4-1.実技教科も押さえておく
期末試験なので、5教科以外にも音楽、美術、保健体育、技術・家庭の実技教科がプラスされます。これら教科も勉強しておかなければなりません。本格的な勉強は2週間前から始めるとしても、これら実技教科も学習するなら時間に余裕をもたせる必要があるでしょう。
あらかじめスケジュール表をつくり、実技試験や5教科をどのように勉強していくか、大雑把でも決めておくと「時間がなくなった!」と焦ることはありません。
4-2.苦手な教科を重点的に
得意教科は点の伸びしろがありませんが、苦手教科は苦手を克服すれば大幅な点数の上昇が見込めます。
教科書やプリントはもちろん、教科書ぴったりトレーニングなどのワークブックをつかって基本的な学力を向上させ点数の上積みを狙いましょう。クラスで配られたプリントがあれば2~3回復習できるくらい時間をかけて勉強します。
参考記事:教科書準拠のワークは『教科書ぴったりトレーニング』がオススメ! 中学生の定期テスト対策
参考記事:中学生の勉強に最適な参考書とは
参考記事:中学生の勉強の仕方
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