シェアする
子どもは不登校になってしまう前に「不登校のサイン」を出していることが多いです。
参考記事:子どもが発する「不登校のサイン」
学校へ行く準備をすると腹痛、頭痛、吐き気などを訴える、表情が暗くなる、学校のことを話さなくなる、これまでと違う粗暴な態度を取る、などなど…。
これらの「不登校のサイン」を見つけたら、保護者はどうすればいいのでしょうか。子どもに対してどんなことをしてあげられるのかを紹介します。
①これまでと態度を変えすぎない
まず、「不登校のサインだ」と気づいても、子どもにそれを悟られないようにすることが大切です。
いきなり優しくなった、しつこく話を聞き出すようになったといった保護者の変化は、子どもを余計に不安にさせ、ストレスの原因になってしまいます。
いきなり態度を変えたり「学校行きたくないの?」と直接的な言葉をかけてしまうのではなく、子どもが話したくなるタイミングを気長に待つ姿勢が大切です。
話す機会を少しだけ増やす、子どもの顔を見て話すようにするなど、小さなことから変えていきましょう。
②学校の話、友達の話を振らない
子どもが学校や友達の話をしなくなるというのは不登校のサインの一つです。それをわかっていながら「学校はどうだった?」「○○くんとは最近遊んでる?」などと聞くのはNGです。
子どもが学校や友人関係にストレスを感じている場合、上手く話せなくなったり、子どもに嘘をつかせてしまったりするかもしれません。一度嘘をついてしまうとその後本当のことを打ち明けにくくなってしまいます。
子どもが話したがらないのであれば別の話題を探し、子どもが楽しくおしゃべりする時間を作ってあげましょう。
③子どもと同じ空間にいる時間を増やす
子どもから不登校のサインを察知しても、急に優しく接したり態度を変えては逆効果です。
子どもが話してくるのを待つ、という方法がおすすめです。そのためには子どもが話しかけやすい機会を作らなければなりません。
リビングで過ごす時間を増やす、料理や家事を手伝ってもらう、一緒にテレビを見たり食事を取ったりするなど、子どもと同じ空間にいる時間を増やすことから始めましょう。
④気分転換できる場所に遊びに行く
毎日学校と家と塾や習い事教室との往復ばかりだと、子どもが息抜きをする場所がなくなってしまいます。子どもが思いつめているようであれば、気分転換できる場所に家族で出かけてみましょう。
いつもと違う場所に出かけることで新しい発見があり、日頃のストレスも忘れられます。また、家族での外出をきっかけにコミュニケーションを取りやすくなるということもあります。
一緒に過ごす時間が増えるとその分気を許しやすくなり、話を打ち明けやすくもなります。
⑤学校での様子を教師に聞く
不登校のサインはあるのに相談してくれない場合、学校や習い事の先生に話を聞きに行くのもおすすめです。家と学校ではまったく違う性格をしていたり、保護者に隠していたことが発覚したりするかもしれません。
ただ、それを「先生から聞いたよ」と本人に言うのは絶対にNGです。問題があること、不登校のサインが出ていることを把握した上で、子どもが話してくれるまで気長に待ちましょう。
参考記事:夏休み明けに増える「不登校」の原因とは?
この記事を読んだ方に
おすすめの問題集
その他おすすめコンテンツ