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子どもは不登校になる前に何らかのサインを出しています。
参考記事:夏休み明けに増える「不登校」の原因とは?
あとから「そういえばこんなことをしていた」と気づくのではなく、事前にちょっとした変化に気づいてあげることが大切です。
子どもの不登校のサインを見落とさないために日々の会話を大切にして、「不登校のサイン」がみられたときはすぐに話を聞いてあげられる環境を作りましょう。
不登校のサイン①学校の話をしない
前まで頻繁にしていた学校の話をぱたりとしなくなった、というのもよくある不登校のサインです。
学校でいじめに合っている、話し相手がいなくなった、悔しい思い、つらい思いをすることが多くなった場合、親に話しにくい、また心配をかけたくなくて話せないと思っている可能性があります。
日頃から「今日の学校はどうだった?」と学校の様子を聞いてあげるのはもちろん、その内容の変化にも注目しておかなければなりません。あまり話したがらないのであれば無理に聞き出さないことも忘れずに。
不登校のサイン②体調不良が続く
思い当たる原因もなく体調不良を訴えることが増えるのは不登校のよくあるサインの一つです。腹痛、頭痛を訴える、さらに食欲がなく食事をとらなくなる、吐き気を訴える、実際に嘔吐してしまうこともあります。
学校で感じたことが精神的な負担となり、SOSとして体調に現れているのです。発熱などの症状がないからと無理に学校へ行かせるのはNGです。
病院に行っても原因がわからない、薬を飲んでも症状が緩和しない場合はメンタル面に原因があることも考慮して、話を聞いてあげる、カウンセリングを受けさせるなどの対応をしてみましょう。
不登校のサイン③寝不足が続く
学校の不安なことや嫌だったことを考えすぎて夜寝付けなくなる子どももいます。結果朝起きるのもつらくなり、学校に行きたくない…と思うようになってしまいます。
ただの夜更かし、遅起きではなく、ストレスから体と心を守るための体の反応であることもあります。寝不足の状態は自律神経の乱れにつながり、放置するとうつ病など深刻な病気になってしまうかもしれません。
不登校のサイン④思いつめたような表情をする
明るい子だったのにふと思いつめたような表情をするようになった、表情が暗くなったという場合は要注意です。学校のことを考えすぎている、学校での嫌だった記憶を思い出している可能性があります。
また、何をしても笑顔にならない、喜怒哀楽の表現が希薄になったという場合も要注意です。学校で何かあったか、本人が気にしない程度に軽く聞いてあげましょう。
不登校のサイン⑤イライラした態度を取る
怒りっぽくなった、ちょっとしたことでイライラするようになったというのも不登校になる前に子どもがよく見せるサインの一つです。
親子での会話が減った、話しかけるとキツく返される、ピリピリした雰囲気を出しているといったサインには気をつけましょう。
ただの反抗期だと決めつけていると、子どもの心の変化に気づけません。「前までいい子だったのに」などの声をかけると余計に子どもの逃げ場所がなくなってしまいます。
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