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1-1.外国語が上手なトップアスリートは?
トップアスリートのなかには、日本生まれ日本育ちなのに英語が堪能な選手が少なくありません。
例をあげれば英語・スペイン語・フランス語などマルチリンガルの川島永嗣選手(サッカー)、英語が堪能なテニスの杉山愛さん、オリンピック金メダリストの羽生結弦選手、メジャーリーガーのダルビッシュ有選手などそうそうたるメンバーです。日本語ネイティブなのになぜ外国語が上手になるのでしょうか?
1-2.勝ちにこだわるため
トップ選手は日本国内だけではなく海外で試合をしたりトレーニングをする機会が増えます。ところが海外に行けば日本語はほとんど通じません。外国人コーチやトレーナーに師事する場合、外国語が話せないとコミュニケートすることができずアスリートとしての成功は絶望的に。
ほかの外国人選手と交流できなければ人間関係もギクシャクしてしまい、有益な情報が得られないのも大きなマイナス。つまり勝つために外国語を習得しなければならないのです。強い動機があれば外国語習得の意欲が高まります。
1-3.生きるため
外国で生活するトップアスリートは、生活するために現地の言葉を使って生活しなければなりません。生活するために外国語をある程度習得しなければならない、となれば真剣になるのは当然です。
2-1.読む、聞くだけではダメ
言語はコミュニケーションのためのツールなので、読む・書くという受動的な姿勢では上達しません。読む、聞くと同時に書く、話すという動作も必要です。
聞いた言葉をオウム返しのように何度も繰り返す、ドラマのセリフをアレンジして喋るなど、能動的な語学学習をすることで「きちんと使える英語」が身につきます。
2-2.多少単語の間違いがあっても心配なし
これは筆者の個人的な経験ですが、オーストラリアの方に「I’m fond of listening music(音楽を聴くのが好きです)」と言いたかったところを「I’m found of listening music」と言い間違えてしまったのです。ところが相手の方は「あ、そうなんだ」とすんなり理解してもらえました。
微妙な言い間違いでしたが多少の単語の間違いは、相手方が自動的に修正して理解してもらえるのです。失敗を恐れずどんどん会話することが大切ですし、海外であればそのハードルは低くなるでしょう。
2-3.英語の肝は動詞と文法
多少の単語の間違いは相手が自動的に修正して理解してくれますが、致命的なのは以下の間違いです。
・動詞が丸々抜ける
・文法が間違っている
英語は動詞を省いてしまうと会話が成立しません。日本の家庭では「おい、お茶」の一言ですんでしまう会話がありますが、英語の場合は「Hey,Tea!」と言っても意味不明な顔をされるでしょう。
「I want to drink a cup of green tea」と言わなければ通じませんが、なかでもwant toの動詞部分が抜けると意味が大きく変わってしまいます。また英語は文法を間違えてしまうと意思の疎通が難しくなります。海外生活でこれらの重要点を実感すると、英語力は格段に上達するはずです。
3-1.教科書英語から脱却する
英語の教科書には「How are you?」「I’m fine」などのように決まった形の会話しか掲載されていません。もちろん授業でも教科書通りの内容しか勉強できません。
ところが英語の挨拶表現はこれだけではありません。海外で生活すると外国人選手やスタッフ、周囲の方々使うさまざまな英語表現に触れることができ、真似をすることで新しい表現を吸収することができます。
3-2.コミュニケーションが楽しくなる
片言の英語でも交流することができるようになると、英語を話す、聞くのハードルはどんどん下がっていきます。「私の英語が通じる」という実績は自信につながりますし、「もっと新しい単語を覚えたい。もっといろんな話しがしたい」と感じられれば良い循環に乗ることができます。
トップアスリートがこの境地になると、生活もしやすくなりますし試合の成績にも大きくプラスになります。
4-1.生活と直結している
海外で活躍しているトップアスリートは、試合で勝つことが生活することに直結しています。そのため英語を習得する高いモチベーションが維持され、自然に英語力が磨かれていくのです。
4-2.結果が見えやすい英語学習
英語はコミュニケーションのためのツールです。文法(ルール)と単語、実践的な練習を積めば誰でもマスターできます。英語学習は結果が見えやすく、一度レールに乗れればメキメキと実力アップします。外国人との会話が楽しくなれば大成功です。
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