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1-1.夏休みの平均的な学習時間は?
高校受験を目前にした中学3年生。夏休みは高校受験に向けて本格的に勉強に取り組む大事なタイミングになります。部活動も引退していることから、中学3年生の一日の平均的な学習時間は約6~8時間。
ただお子さんが集中できる時間は限られているため、午前中に2時間、午後は3時間、夜間に1時間など疲労しないように時間配分を調整するのが長続きのコツです。まとまった時間机に向かうためにも、1日の学習範囲を決めてしまうのも集中力アップの鍵になります。
1-2.学習を効率的に行える時間帯を見つける
お子さんによって「早朝がもっとも勉強がはかどる」「午後から勉強する方が落ち着く」など、集中できる時間帯には個人差があります。
朝のゴールデンタイムは起床後約3時間などとも言われていますが、起床後数時間は頭のなかがスッキリしており、集中力が高まるとい脳科学者も推奨しています。
もちろん個人差もありますが、もしお子さんが「早朝の方が勉強がはかどる」のであれば、ぜひ集中できる時間帯に勉強できる環境づくりをしてあげてください。
1-3.学習する場所は複数もっておく
お子さんが落ち着いて勉強できる場所は決まっていますが、体調や精神状態によってはいつもの場所でも勉強がはかどらないことも。
自室で調子がでないときは客間、ダイニング、リビング、和室など自宅のなかで落ち着ける場所を持っておくと勉強がスムーズに。静かな環境で勉強したいのであれば図書館など公共の場所を使うのもおすすめです。
2-1.高校受験で重要な1・2年生の学習
高校受験は「中学3年生で勉強した問題がメインに出題される」と考えているお子さんがいるかもしれませんが、実は中学1、2年生で学習した内容の応用問題が多く出題されています。
とくに数学や英語は中学1年生で学んだ基礎をしっかり押さえておかないと、むずかしい応用問題は解けません。中学3年生の夏休みはまず、中学1、2年生の復習から始めましょう。
2-2.わからない単元まで戻る
長い夏休みといっても時間は限られています。すべての範囲を復習するよりも、理解できない単元を重点的に勉強しましょう。中学校1、2年生の定期テストを保管しておきわからない問題の基礎から振り返る、またワークブックで問題を解きわからない問題を基礎から固めるなどの工夫を。
3-1.英語と数学は重点的に
基礎的な知識を積み上げる数学と英語は、とくに重点的に復習しておきたい教科です。英語は未来形や過去形だけではなく、現在完了形が登場し躓きやすくなります。
数学は二次方程式や平方根の学習を1学期におこないますが、これら問題は高校受験に頻繁に出題されるため、3年生の1学期の数学、英語はかなり重要です。わからない部分をわからないまま放置しないようにしましょう。
3-2.教科書準拠の副教材を活用
教科書の内容がわかりにくいときおすすめしたいのが、教科書準拠の副教材『教科書ぴったりトレーニング』です。
教科書と単元名や単元の並びが完全にリンクしているので、ページを開いて教科書と併用しやすく、教科書よりも詳しい解説つきで理解しやすいのが特徴。最初に要点チェックで単元の基本を理解し、練習問題、そして確認テストの3ステップで、実力に応じた学習が可能です。
4-1.さらに難しくなる英語と数学
2学期になると数学は二次方程式だけではなく二次関数、円周率、相似、三方根の学習が続きます。これら単元は高校受験でも重要な頻出問題なので、確実に解けるようにしておきたいもの。
英語も分詞(過去分詞や現在分詞)、関係代名詞、間接疑問文などの単元が出てきますが、とくに関係代名詞は受験でも必ず出題される重要問題、必ずおさえておきましょう。高校受験では長文問題も出題されるため、基本的な英文法を理解できているかどうかが問われます。
4-2.効率のよい学習のために
教科書の重要項目をできるだけ早く理解することが学力アップの鍵になります。
教科書に完全準拠した『教科書ぴったりトレーニング』は基礎をしっかり理解するための「考え方」「プラスワン」などのコーナーが充実しています。副教材を上手に利用して、夏休みの学習期間を有意義に使いましょう。
参考記事:中学生の家庭学習が習慣化するコツ
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