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1-1.なぜ学校で「プログラミング」教育が必要?
プログラミングと聞くと「IT企業の社員にとって必要な特殊な知識」とイメージされます。専門知識であるため「小学生には一切関係ない」と感じてしまいます。
ところが小学生で学ぶプログラミングは専門の言語や知識を習得するよりも、論理的思考に慣れるために行われるのです。なぜ「プログラミングが論理的思考」と関係しているのでしょうか?
1-2.プログラミングには論理的思考が必要
プログラミングとはコンピュータを動かすための指示書です。コンピューターの指示書は「Aの作業が終わったらBへ、そしてCへ」と順序だてて積み上げないとどこかで動きが止まってしまいます。
目的の作業をさせるため、正確、かつ的確な指示書をつくらなければなりません。そのとき、論理立てて考える能力、そして実行力が必要とされます。
これら能力は社会に出ても役立つうえに、高度情報化社会を生き抜くうえで今後さらに重要になるはずです。
1-3.AIを使いこなせるのは人間
現在はAIの技術がかなり発達しており、人間ができる仕事がどんどんAIにとってかわられています。けれど、どれだけAIが発達してもすべての問題を解決することはできません。
これから生きる人たちに必要なのは、問題に対してどのような解決策を編みだし、それを論理的に考えてまとめる力です。
2-1.プログラミング教育をサポートする教材
小学生低学年でプログラミングの勉強をしようとすると、むずかしい専門言語の教材では理解することができません。
もし自宅にPCやスマホ、タブレットがあれば、プログラミング教室でも使われている小学生用プログラミング学習用の教材を使うことができます。
Scratch(スクラッチ)やViscuit(ビスケット)、さらに高学年になるとmicro:bit(マイクロビット)、ニンテンドーラボなどをプログラミングの教材として使用することもできます。
2-2.プログラミング教室に通うのは大変?
現在は新型コロナ感染防止のため、学習塾同様、プログラミング教室に通うのはむずかしくなりました。外出することで感染リスクが上がるため、できれば自宅で効率的にプログラムの勉強ができるとベストです。
3-1.プログラミング学習にPCやタブレットは必須ではない
プログラミングとは、パソコンにどのような作業をしてもらうかを順序だてて書かれた指令書です。そのため学習にはパソコンやタブレットが必要だと考えがちです。
ところが小学生のプログラミング学習は論理的な思考力を伸ばすためにあるので、電子機器は必要ありません。
3-2.小学生向けプログラミング参考書を使ってみる
「ドリルの王様 たのしいプログラミング」はプログラミングのための論理的思考を養うための参考書です。
フローチャートに「1マスすすむ」や「左をむく」などの指令が書かれており、その指令のとおりに自分でマス目に線を引き、ロボットの動きを紙のうえで再現していきます。
実際に鉛筆を使い自分の頭で考えることで論理的思考が身につき、理解できた範囲が一目でわかります。
3-3.分岐や繰り返しの理論も身につく
プログラミングは与えられた順序にそって動くだけではなく、同じ動作を何度も繰り返したり、条件によってつぎの指示が変わる分岐の発想もあります。
一見するとむずかしそうですが、実際にドリルで解いてみるとわかりやすく、論理的思考を無理なく養うことができるのです。
「ドリルの王様 たのしいプログラミング」は1.2年生用、3.4年生用、5.6年生用の3冊が発行されており、子どもの学年に対応した参考書が選べます。
5.6年生になると配列やデータ活用、アルゴリズム、移り変わり図などよりむずかしい問題に挑戦しなければなりませんが、低学年からの積み重ねがあれば基本的に問題ありません。
参考記事:『ドリルの王様 楽しいプログラミング』は小学生のプログラミング学習にぴったり!
小学生から始めるプログラミングの家庭学習法
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