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1-1.AI化やグローバル化な環境に対応できる教育を
「学習指導要領」は社会の変化に合わせて10年おきに改定されています。新学習指導要領は2020年から小学校で完全実施、2021年からは中学校でも完全実施され、時代にあった教育へと常に変化しているのです。
現在、子どもたちをとりまく環境は10年前から大きく変容しているのは言うまでもありません。高度情報化社会、AI化の波、ビックデータ活用、グローバル社会の拡大など、新しい技術や環境に適応していかなければならない状況です。
新学習指導要領では時代の変化に適応すべく、知識や技術だけではなく、人間性や表現力を養う教育が盛り込まれています。
1-2.これからさらに必要になる外国語教育
グローバル化が叫ばれて久しい今日ですが、今もグローバル化の波は止まりません。英語はコミュニケーションツールとして大きな役割を果たしており、これからもさらに注目されます。
ところがこの便利なツール英語学習も「受験用の英語で実用性が低い」と揶揄されるほど旧態依然としたものでした。
そこで新学習指導要領では、授業時間が従来より35時間増え、「読む・書く・話す・聞く」の力を底上げするために身の回りの状況を簡単な英語で表現することから始まり、英語でのコミュニケーション能力を養うことを目標にしています。
高校受験で高得点を取ればいい、というものではなく、実際に英語でコミュニケートできることが重要になってきます。
1-3.プログラミング教育
技術・家庭の時間のなかで、すでにプログラミング教育は実施されています。
ところがIT分野のさらなる発展に対応するため「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題の解決」が加わります。
従来のように「プログラミングとはなにか?」と受動的に授業の内容を勉強するだけではなく、ネットワークの活用やプログラミングによって問題を解決する能動的な力を養うことができます。
2-1.子どもの学習の「今」を知る
学習指導要領は10年おきに改定されるため、親御さんから見れば「今の学習内容はわからない・昔とは変わった」と感じられるかもしれません。むしろそれが自然なことです。
けれど「プログラミングはわからない・英語も難しくなった」と言って、子どもの教育に無関心ではいけません。
教科書の内容をチェックする、どのような学習をしているか確認するなど、親が少しでも「子どもの教育に関心がある」ことを示しておきましょう。その姿勢があると子どもも「親が教育内容に興味をもっている」と認識してくれます。
2-2.思考力や表現力向上のためには家庭内の会話が重要
新学習指導要領では「思考力・判断力・表現力」を高める教育に力を入れています。
従来のように授業を聞いてノートを取り、テストで良い点を取ることだけではなく「自分の意見をしっかり言えるか・問題解決のための思考ができるか・周囲の意見や考えを汲み取る」力も問われます。
このような力は家族との対話や会話から養われることが多いため、家庭内での会話も重要なのです。
3-1.教科書が学習の基本中の基本
中学生は教科書の内容を基本にして学習が進められます。教科書に書かれていない難しい知識は問われません。そのため教科書の内容をしっかり理解できれば成績を上げることができます。
ただ教科書だけでは「今日の授業の内容がわからない」ときは不安になります。そこで自宅学習をスムーズにすすめるために教科書完全準拠の参考書「教科書ぴったりトレーニング」がおすすめです。
3-2.単元名が同じなので使いやすい
教科書ぴったりトレーニングは、教科書と同じ単元名、同じページ順で構成されています。だから教科書と一緒に使っても違和感がありません。
教科書ぴったりトレーニングには「この問題は教科書P20の問3に対応しています」と細かく指定されているので、教科書をチェックしながら問題が解けるので便利。問題の解き方ヒントも掲載されており、わからないときはしっかりチェックできます。
4-1.子どもが学習しやすい環境づくりを
親が子どもの代わりに勉強してあげることはできません。ただ子どもの学習環境を整えることはできます。
学習スケジュールの作成や確認、参考書や問題集の購入など勉強にかかわることをサポートしましょう。直接声掛けできないときはLINEやメールで「勉強してる?」などメッセージを送ると本人も意識できます。
ただ何度もメッセージを送ると嫌がられるので、学習習慣がつけば声掛けメールやLINEの回数を減らしていくのがベストです。
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