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1-1.子どもは親の無関心を感じとる
両親が子どもの教育や学校生活に興味をもっていない場合、PTA活動に積極的に参加しない、学校行事を避ける、親同士の交流を嫌うなどの行動があらわれてきます。
また子どもの教育にも興味がないため、学習内容をチェックしたり学校の成績を気にすることはありません。
このような行動は子どもの心理にも影響を与え、「親は子どものことに興味がない」ことを敏感に感じ取ってしまいます。
なかには学校の勉強に興味がなくても悪い成績をとったときだけ「もっと勉強しろ!」と叱るかも親がいるかもしれません。けれどそれでは子どもは反発してしまいます。まずは子どもの学習内容に興味をもち、協力する姿勢をみせましょう。
1-2.一緒に参考書を探しにいく
親が子どもの教育に関心をもっていることを示すには、一緒に参考書や問題集を買いにいくと効果的です。
親子で参考書を選ぶことで「親が勉強の内容に興味をもっている」と子どもにメッセージを送ることができますし、今の教育内容を親自身がチェックすることも可能です。
教科書の内容にそった参考書や問題集であれば教科書と並行してスムーズに学習できるのでおすすめ。親子で納得できる学習教材を選べればベストですね。
ただし次から次に新しい参考書を購入して押しつけるのは避けてください。大きなプレッシャーになってしまいます。
1-3.一緒にスケジュールを立ててあげる
「中学生になればスケジュールは自分で立てるべき」と思うかもしれませんが、学習習慣のない子どもの場合はどのタイミングで家庭学習をすればいいのかわかりません。
そこでスケジュール作りをサポートしてあげましょう。「夕食後に30分勉強したら?入浴後はどう?」など、子どものスケジュールをある程度把握しておけば、夕食や入浴の時間を都合してあげることもできます。
2-1.落ち着ける環境を見つける
子どもによって集中できる環境は違います。自宅のなかでも自室・リビング・ダイニング・和室(客間)など落ち着ける環境をみつけてあげましょう。
もしダイニングで勉強するのが落ち着くのであれば、食事はリビングテーブルを使う、勉強中にテレビはつけないなどの配慮を。
屋外の音が気になるようであれば、窓ガラスを複層にするなど防音対策にも気をつけてあげればベストです。
2-2.勉強の邪魔になるものは隠す
学習習慣のない子どもはスマホやゲーム機、漫画、雑誌などに注意が行きがち。学習の邪魔になるものはあらかじめ片付け、子どもの手に届かないところに置く、電源を落とすなどの工夫を。
勉強中にSNSなどでメッセージが入るとどうしても返信したくなるため、スマホはとくに要注意です。
2-3.室温や湿度にも注意
学習に適した室温は季節にもよりますが、約24℃前後です。室内が寒い、暑いなど快適でない場合は勉強がはかどりません。
エアコンなどで室温を調整するのはもちろん、感染症対策のために湿度にも気をつけてあげたいですね。湿度が極端に高くなるとカビの原因になるため、約60%前後がベストです。とくに冬場は湿度にも配慮してあげてください。
3-1.子どもは親の姿を見ている
「おい!もっと勉強しろ」と子どもを叱る親、そんな光景は決して珍しいものではありません。けれど親は帰宅後や休日になにをしているのでしょうか?
テレビを見ながらビールを飲む、スマホゲームに熱中、午後は丸々昼寝などだらしない姿を見せていませんか?
子どもは親の姿を見ています。「勉強しろ!」と言いながらダラダラ過ごすようでは説得力がありません。
毎日模範的な生活はできないかもしれませんが、せめて子どもが起きている時間は新聞や本を読む、子どもの勉強に役立つテレビ番組を一緒に見るなどお手本になるような行動を見せましょう。
4-1.子どもに過度の期待をしない
子どもの家庭学習に協力したとしても必ずしも良い成績がとれるわけではありません。ところがそれを理由に「あんなに頑張ったのに結果がでていない」と責めるのはやめましょう。
叱られることでモチベーションが低下し、せっかくの気持ちが萎えてしまう可能性があります。とくに学習習慣のない子どもの場合、最初から良い成績がとれるはずはありません。
過度の期待をするのではなく、子どもの日々の成長を見守ってあげましょう。
4-2.褒めるときはきちんと褒める
子どもから「テストの成績が前回より5点アップして50点になった」と聞くとどう感じますか?「たった50点なの?まだまだね」と思えば「もっと頑張りなさい」と命令口調で対応するかもしれません。
親からみればたった5点かもしれませんが子どもから見れば大きな結果です。点数がアップしたのであれば素直に褒め「つぎも5点アップするといいね」と声をかけると子どものやる気にも火が点くでしょう。
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