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1-1.休校、イベント自粛で大きく変わる高校受験
2020年は新型コロナ感染拡大で大変な年になりました。3月から各地で臨時休校となり、本来受けられるはずの授業が実施できず、生徒は自宅での生活(自宅学習)を余儀なくされました。
高校受験を控えている中学3年生はかなり困惑したはずです。どの高校へ進学するか、外出自粛やイベント自粛により学校見学も制限され、授業の遅れや部活の制限などでストレスの多い学校生活を送ることになりました。もちろん高校受験の内容に関しても大きく変化しています。
1-2.進路希望先の高校はWEBで情報収集
今までは進路希望先の高校に直接見学に行くことができましたが、新型コロナ感染拡大防止のため、見学が中止・延期されるケースも散見されました。このような状況で役立つのが学校のHPです。
高校のHPにはどのような学科があるのか、どのようなカリキュラムが組まれているのか、教育方針、卒業生の進路などが細かく記載されています。見学ができない状況では、ネットを活用して情報を収集することが重要です。
1-3.入試範囲の変更
臨時休校の影響は子どもたちの授業数や学力にも大きな影を落としました。休校の時期は各地でバラバラ、臨時休校が終了した時期にもばらつきがあるため、高校入試の出題範囲や出題方法に大きな変更が生じています。
ただ出題変更はすべての都道府県で実施されたわけではなく、愛知県や静岡県などでは出題範囲の変更はおこなわないなど、全国一律ではありません。まずは学校に相談し、出題範囲の変更があるのかどうか最新の情報をキャッチすることが重要です。
2-1.休学期間を配慮し出題範囲を縮小した都道府県
東京都や大阪府などは臨時休校の影響を考慮し、公立高校入試の出題範囲を縮小するケースが少なくありませんでした。臨時休校の影響で出題レベルが落ちるという影響もあり得ます。
出題範囲の変更は各都道府県で差異があるため、学校側でもかなり気を遣って情報収集をするはずです。学校側から最新の情報が得られるよう、十分配慮してもらいましょう。
2-2.私立高校の場合
私立高校は公立高校とは一線を画した独自の体制をとっているため、各学校により対応にはばらつきがあります。出題範囲の縮小やレベルを下げるなどの対応は各学校の判断に任せられており、差異がありました。
この辺りは各学校のHPをチェックするなどして情報収集する必要があります。
3-1.受験会場における感染対策の徹底
受験会場は狭い会場に多くの学生が密集するため3密になりやすく、新型コロナのクラスターが発生しやすくなります。そのため以下のような対策が実施されました。
・会場入り口での体温測定(37.5℃以上の生徒は別室で受験)
・会場や教室入り口に消毒液設置
・受験中はマスク着用
・休憩時はほかの生徒との会話をひかえる、距離をとる
ほかにも面接試験を廃止した学校もありました。高校受験における新型コロナ対策は、今後も続くと予想されます。
3-2.救済措置のある高校の例
公立高校では従来から、インフルエンザなどの病気で試験日に受験できなかった中学生に対しては、後日追試をおこなうという救済措置がありました。
インフルエンザだけではなく新型コロナウイルスでも後日追試を受けることができます。濃厚接触者の場合も同様の措置がとられるため、コロナで受験できないケースはほとんど心配ないでしょう。
公立高校によっては濃厚接触者は別室で受験、発熱者も同様などルールに違いがありますので、事前に確認しておくと安心です。
4-1.外出しにくい時期は自宅学習を重点的に
学習塾に通っていた受験生の場合、外出しにくくなりリモート講義を受ける機会が増えたのではないでしょうか?
今までのように外部講師と直接会って授業を受けられなくなり、精神的に不安になることも十分考えられます。ただ、この状況で悩んでいるのはみんな同じ。コロナ禍だからこそ、自宅学習がより重要になっています。
4-2.教科書準拠の参考書を活用
高校受験は中学3年間の総仕上げとなる試験です。高校受験だからといって大学入試のようなむずかしい問題がでるわけではありません。日ごろからの努力が大切です。
自宅学習には教科書に完全準拠した参考書「教科書ぴったりトレーニング」を、そして定期テスト対策専用の問題集「定期テスト ズバリよくでる」を使って実力を固めていきましょう。定期テスト対策問題集は中間テストなど定期テストだけではなく、高校受験にも大いに役立ちます。
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