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1-1.部活動や新しい人間関係で疲れている
中学生になると同級生や上級生などの新しい人間関係、さらに部活動の始まり、登校スタイルの変化、学習内容の変化などで多くのストレスに晒されます。定期テストも始まりプレッシャーも感じるはず。
精神的・肉体的な疲れから勉強をする気持ちにならないこともあります。中学生活に慣れるまでしばらく様子を見る、ゆとりが生まれたらだんだん学習習慣をつけることが大切です。
1-2.勉強することに意味が見いだせない
お子さんの中には「勉強したところで何も意味がない」と考えているケースもあります。
お子さんが将来の目標や夢をもっていないことも。学力を上げることで、将来進学できる高校や大学の選択の幅が広がることなど、お子さんのメリットをしっかり教えてあげましょう。
1-3.反抗期
反抗期で「勉強なんかしない」と反発するお子さんも見受けられます。親が頭ごなしに「勉強しなさい」と抑えこむと状況が悪化するため、言葉遣いには要注意。
「今のうちに勉強しておけば将来に役立つと思うけど、あなたはどう思う?」と本人に考えさせる言葉を投げかけ、過干渉しないことです。お子さんの言い分を聞き、アドバイスする態度に徹することで親子関係悪化を避けることができます。
1-4.勉強の内容がわからない・授業についていけない
毎日しっかり勉強していても、学習内容についていけずやる気がなくなるパターンもあります。その場合はどこで躓いているのかを一緒に考えてあげましょう。
教科書に準拠した参考書や問題集を使うことで、理解できなかった部分が一気に晴れることもあります。友人や先生にわからない点を質問するなどして解決していきましょう。
お子さんのなかにはどう勉強していいのかわからず悩むケースがあります。教科書とノートを目の前に置いても自主学習の進め方がわからないときはどうすればいいのでしょうか?
2-1.スケジュールをつくる
「帰宅後に30分間勉強する・入浴後に15分間勉強する」など、大雑把でも構いませんので勉強のスケジュールをつくり、それを守るようにすると学習習慣がつきます。
休日はまとまった時間がとれるので「午前中は午前10時から11時まで1時間勉強する、午後は2時から4時まで2時間勉強」など、具体的なスケジュールを作成すると自主学習もスムーズ。
2-3.教科書準拠の問題集や参考書を使う
教科書とノートだけでは学習の内容がつかみにくいときは、教科書の内容に沿った問題集や参考書を併用する方法がおすすめです。
参考書は問題やイラストの図柄が同じなので参考にしやすく、教科書にはない丁寧でわかりやすい解説付き。教科書に掲載されている問題のヒントもあり、お子さんにとって使いやすい内容になっています。
【関連記事】教科書準拠版って何? 効果的な使い方も解説!
3-1.小さな目標を設定していく
いきなり「中間テストで学年1番になる」という目標を掲げると挫折しやすくなります。
最初は「1日30分間勉強する」「be動詞の単元を完全に終わらせる」など達成しやすい目標を設定しましょう。
3-2.テストの目標点数を設定する
学習習慣がつき努力が形になり始めたら、次は定期テストで狙う点数を設定していきます。
国語の中間テストの点数が70点であれば75点、数学が80点なら85点と少し上のラインを目指して小さな努力を続けていきます。
4.お子さんは意外と細かくチェックしている「親の姿」
「『勉強しなさい!』といっても言うことを聞いてくれない」という声を聞きますが、お手本となる親がだらしなければ、お子さんは素直に「勉強しよう」と思えるものでしょうか?
お子さんが勉強しないと嘆く前に、まずは親の生活を見直してみましょう。
親が子どもの勉強に関心をもち、学習内容がわからなくても「数学は今、どこを勉強しているの?」など声掛けしてあげることが大切です。
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