中学生の家庭学習が習慣化するコツ

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目次

2021.04.14

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1.学習環境を整える

1-1.スマホや漫画は隠す

いざ自宅学習に取り掛かろうと思っても、机の上にタブレットやスマホ、ゲーム機、漫画などが散乱している環境では勉強はすすみません。

机のまわりに誘惑が多ければ多いほど学習に集中することができず、ついついスマホで動画を見てしまうことに。自宅学習に取り組む前に机の上を整理して、学習を妨げるものはすべて隠します。

そして教科書やノート、参考書・問題集など学習に必要なものだけを用意。お子さんが自分で机の上を整理しないときは、親が積極的に整理して教科書やノートをそっと置いておくなどの配慮を。

1-2.勉強しやすい空間探し

お子さんが落ち着いて勉強できる環境はさまざまです。自分の部屋が一番落ち着くこともありますし、キッチンにあるダイニングテーブルの上、リビングテーブル、和室など好みの部屋で学習させてあげましょう。

休日は気分転換に図書館や友達の家で勉強するのも悪くありません。勉強しやすい空間を探し、できるだけ集中できる環境をつくることが大切です。

1-3.無理に学習させない

部活や習い事などで疲れているときに無理は禁物です。うとうとしたときに無理に学習しても内容はほとんど頭に入ってきません。早めに眠って頭をスッキリさせ翌日の早い時間に自宅学習をすると効率アップ。

親が「きちんと勉強しなさい」など強制的に勉強させると余計に疲れて効率が落ちます。睡眠時間を確保して心身を健康に保つことが第一。忙しいお子さんは休日や隙間時間を活用しましょう。

2.最初から高い目標を掲げない

2-1.1日20分の学習からスタート

親が子どもに期待するのは当然のことですが、高すぎる目標を掲げるとお子さんに強いプレッシャーを与えることに。いきなり最終目標をもって来るのではなく「1日20分間勉強」など、クリアしやすい目標を設定しましょう。

中学生の平均的な学習時間は平日で1時間25分前後ですので、最終的にこれだけの学習時間を確保できるようになれば大丈夫です。

2-2.小さな目標をクリアさせる

「一般動詞とbe動詞の使い方を理解する/一元一次方程式の解き方を覚える」など目指しやすい目標をつくり、確実に到達することを心がけましょう。

教科書の内容を理解し問題を解いていくことが基本です。もし問題が解けないときや間違ったときは、元の単元に戻って復習しましょう。

2-3.反復練習で学力の定着をはかる

問題の解き方や重要項目が理解できたら、あとは問題を何度も解いて反復練習をすることが大切です。サッカーや野球の練習も基本の動きをしっかりマスターするまで、何度も反復練習を繰り返すはず。

勉強も同じです。基本がわからないまま難しいプレーをすると失敗しますし、ケガをすることもあります。学力をしっかり定着するためには反復練習が欠かせません。

3.規則正しい生活を心掛ける

3-1.一日のスケジュールを決める

分単位の厳しいスケジュールは必要ありませんが、夕食後は1時間勉強する、寝る前30分前に勉強するなど1日の流れを決めておくと自主学習しやすくなります。

夕食後や入浴後など生活習慣を基準にすれば、規則正しい生活が送れるメリットも。自主学習に充てられる時間が決まっていれば「この時間しか勉強できない」と時間を意識し、短い時間で集中できます。

3-2.睡眠時間を削らない

睡眠時間を無理に削って勉強するお子さんもいますが、正直おすすめできません。大人もそうですが、寝不足になると集中力が落ちる、やる気が低下する、体調不良などマイナス面が目立つようになります。

成長期である中学生ならなおさらのこと、睡眠時間はしっかり確保しましょう。平日に学習時間がとれないときは休日を利用する、参考書や問題集を使うなどで効率的な学習を。

3-3.起床時間や就寝時間を決めて規則正しい生活を

起床時間や就寝時間を決めて、規則正しい生活を送ることが成績アップへの第一歩です。深夜までゲームをしたりスマホを見る生活では睡眠不足になりますし、学習時間を確保することができません。

余暇の時間をもちつつも、自主学習の時間を確保してメリハリのある生活が送れるようにサポートしてあげてください。

4.家庭学習をフォローしてくれる参考書や問題集を使う

教科書とノートだけで予習・復習ができない、成績が低迷している、勉強の方法がわからないなどの悩みがあるときは、教科書の内容に沿った参考書や問題集を使うのがおすすめです。

教科書の内容を理解することが定期テスト対策にもなるため、教科書の単元や内容をしっかりフォローしてくれる教科書準拠の参考書をつかって学習内容を理解しましょう。

自主学習は塾とは違い、いつでもどこでもできるのがメリットです。

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