小学生の学習習慣が身につく教材の使い方のポイント

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目次

2021.03.03

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1.まず親が子どもの学習内容に興味をもち環境を整える

1-1.子どもの学習に親も興味をもち声掛けする

「早く勉強しなさい!」と、つい子どものお尻を叩いてしまうことはありませんか?

親の気持ちとしては、ゲームや漫画に興じるよりもちゃんと勉強をして欲しい、と思うのは当然のことです。けれど「勉強しなさい」と急かすことはしても、子どもの学習内容に本当に興味をもっている方はどれくらいでしょうか?

まずは親が子どもの学習内容に興味をもつことが大切。学習内容に対して具体的に声掛けすることで子どもも安心します。そのために焦りや感情的な言動は必要ありません。

1-2.学習環境を整える

子どもによって「落ち着く環境」は違います。リビング、自室、ダイニング、和室など、集中できる環境を見極め、学習環境を整えてあげましょう。

廊下に座って勉強するのが落ち着く子どももいるようですが「自分の部屋で勉強しなさい」と強要せず、黙って見守ってあげる心のゆとりが必要です。

【参考記事】集中力が高まるリビング学習の注意点
親がカギを握る、子どもが夢中になる在宅勉強法

2.実際に鉛筆を持ち毎日学習する習慣をつける

2-1. 指を動かす効果

最近はスマホの普及で、学習教材にタブレット式のものも増えてきました。昔ながらの紙と鉛筆はもう古いのかというと、決してそうではありません。

鉛筆をもって字を書くと指先を使います。指は「第二の脳」と言われ脳と密接に関係しており、指を使うと脳の血流量が10%あがるといわれているのです。

指を動かし文字を書くことは脳を活性化することにつながるため、できるだけ紙を使った勉強方法をすすめてあげましょう。

2-2. 毎日30分でも勉強する習慣をつける

たとえば子どもが帰宅したら「まずは宿題をして、それからゲームをしてね」と宿題を先にするように習慣づける必要があります。

「4時から4時半までは宿題をする」などのルールを、できるだけ小学校低学年のうちから習慣づけておきましょう。

【参考記事】小学校の予習復習を計画的に行うための計画のたて方
小学生の家庭における最適な勉強時間は?

3.学習教材の回答を親が採点し褒めるところはきちんと褒める

3-1.苦手教科は学習教材を使う

苦手教科は教科書だけを見てもわからないことも多く、わからないままになるとどんどん自信をなくしてしまいます。

そこで苦手教科だけ学習教材を購入し、教科書にプラスして解説を読む、ドリルに挑戦するなどの対策が有効です。

このとき紙ベースの学習教材を購入すればタブレット型学習教材より安上がりで、指先をしっかり使って勉強することができます。

3-2. 教科書に準拠した学習教材が最適

学習教材といっても、さまざまな出版社からたくさんの商品が発売されており、なにを選んでいいのか迷ってしまいます。そこでおすすめしたいのが教科書に完全準拠した学習教材です。

教科書ぴったりトレーニングは教科書の単元名と同じタイトルなので「教科書のどの部分を学習しているのか」がわかりやすく、予習・復習がしやすい内容です。

紙ベースの学習教材なので鉛筆を動かしながらしっかり学習できます。

【参考記事】教科書準拠版って何? 効果的な使い方も解説!
小学校の勉強がわかるようになる、上手な教科書準拠版教材の使い方

3-3. 確かめテストを親が採点する

教科書ぴったりトレーニングには「確かめのテスト」や、学校での評価テストをイメージした「チャレンジテスト」が収録されており、もちろん解答もついています。

子どもがこれらのテストを解き、親が採点してあげれば「子どもが理解できていない点はどこか」を目で見てチェックできますし、弱点を克服するためにどこを復習すればいいのかがわかります。

3-4.できた部分は素直に褒める

親がテストを採点するとき、つい「できなかったところ」を責めてしまいますが、まずはできた部分をしっかり褒めてあげましょう

「すごいねえ」とまず褒められると子どもの承認欲求が満たされ安心します。間違った部分があればさりげなくフォローしてあげれば、子どもも納得しますし学習しやすくなります。

4.自分で学ぶ力をつける

学習習慣はできるだけ早い段階で身につけさせることが重要です。

小学校高学年になると「勉強しなさい」と強要しても逆効果。小学校低学年のうちに学習習慣を身に付けさせ、最終的に自分で学ぶ力をつけさせるのが親の役割です。

そのために必要なのは「見守りとフォロー」。学習教材を上手に利用し、子どもの理解力を伸ばすこと、子どもの状況を把握することが重要です。

【参考記事】小学生のうちに学習習慣が身につく家庭内学習方法
小学生の子どもに意欲的に勉強をさせる方法

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