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1-1.暗記重視科目と積み上げ型科目を分けて考える
中学での重要科目は国語・社会・数学・理科・英語ですが、これら科目は二つの種類に分類することができます。
・暗記重視の教科…国語・社会・理科
・基礎(ルール)重視の積み上げ型教科…数学・英語
暗記重視型の教科と基礎積み上げ型教科ではどのような点に力を入れるかが変わってきます。
暗記重視型の教科は何度も繰り返して勉強し暗記することが重要ですが、数学や英語は基本的なルールを理解しなければ問題を解くことはできません。この違いを理解しましょう。
1-2.音読が効果的な教科
中学生の勉強は教科書ベースで考えましょう。教科書ベースで有効な学習法に「音読」があり、国語と英語の言語系の教科には最適です。
とくに英語は身近な言語ではないため、音読をすることで英文に慣れ長文のリズムに慣れるように工夫します。国語の場合は古文など慣れない文章は音読を、現代文はより多くの読書が有効です。
1-3.積み上げ型教科は基本をおさえる
英語と数学は基礎積み上げ型教科の代表ですが、これら教科の点数が伸びないときは基本をしっかり理解できているかどうかをチェックしましょう。
英語の場合は英単語を覚えるのはもちろん英文法をある程度理解できていないと単語の入れ替え問題や長文問題に対応できません。数学も方程式がわからないのに連立方程式の解答は不可能です。
【参考記事】『教科書ガイド』で教科書の内容がまるわかり!
2-1. 少しずつ暗記する勉強法
暗記が重視される教科は主に社会、国語(漢字などを覚える)、理科の3教科です。暗記教科は一度暗記したつもりでも忘れてしまうため「ダメだ」と意欲が下がることもあります。
それだけ優秀な生徒でも1度聞いて全部覚えることはできません。隙間時間を利用して何度も覚えることが重要です。
机やトイレの壁に年表を貼る、単語帳をマメにチェックする、暗記用の蛍光マーカーやシート、付箋などを使って暗記していきましょう。同じ部分を2~3回暗記するとかなり定着します。
2-2. 機械的に暗記しない
社会はとくに重要な教科です。暗記すればするほど点数が取れる(結果が出る)ため得意科目にしやすいのが特徴です。
歴史は単純に人物名だけ、大事な年号だけを覚えるのではなく全体的な流れを覚えていくと効率よく暗記できます。
社会は世界史・日本史だけではなく法律や政治、福祉、経済、地理(緯度経度や時差)など、実生活で活用できる知識が学べるため「楽しい」と興味がでると学習がグンと楽になります。
2-3. 国語は読書量で違いが出る
高校入試のテスト問題は「初見の文章」が出ることになり、あらかじめ想定される文章がチェックできません。
そのためどのような文章問題が出ても良いように、普段から読書の習慣をつけているとかなり有利です。長文を読むことで漢字や四文字熟語なども覚えることができ一石二鳥です。
3-1.英文法が基礎の基礎
英語を得意科目にするためには、英文法を一通り頭に入れることが重要です。英文法の理解はできるだけ早くすませておきましょう。
教科書に英文法の解説がなければ別途英文法の解説書を購入し、理解しておくのがコツです。
英文は「主語の後ろに動詞がつくのが基本」で、be動詞と一般動詞が同時に使わることは現在進行形以外ありません。この基本すら理解できない状態で英語の勉強をしても得点アップは望めません。
3-2. 単語だけを覚えるのはむずかしい
英語のテストでは英単語の知識を問われることが多々あります。ただし機械的に英単語を覚えるのはかなり苦痛ですし忘れやすいものです。
そこで文章を読みならが英単語を覚えるのがおすすめ。英単語の使い方も分かりますし、長文問題にも対応しやすくなります。
3-3. 問題集も活用する
英単語を効率的に覚えるためには、たくさんの英文を読み問題を解くことが大切です。問題集を購入し、自主的に勉強することでどんどん英単語を覚えることができます。
長文問題苦手な生徒が多いため、英語の点数が伸びると学年内での成績もアップ。たくさんの問題を解けば解くほど、たくさん英文を読めば読むほど実力がつきます。
4-1.数学の成績が振るわないときは中学1年生に戻る
数学も英語と同様、基礎積み上げ型教科です。暗記する部分が少なく、基本的なルールを理解し問題の理解力を上げることが得点アップのコツ。
もし数学の成績が伸びないときは、思い切って中学1年生の教科書から再勉強するのが効果的です。方程式・因数分解・関数などの問題は基礎的な部分がわからないと正解に辿り着けません。
基礎が理解できたら、だんだんレベルを上げて問題に取り組むことで自然に実力アップ。
4-2.要点をチェックできる問題集を活用
「中学1年の教科書を見てもわからない」生徒は、教科書の内容に準拠した問題集を活用しましょう。要点をわかりやすく解説しているため自主学習にも最適です。
基礎を理解したうえで簡単な問題から難しい問題へと自然にステップアップすることで、テストでの結果もついてきます。
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