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なぜ子どもが勉強してくれないのか、まずはその理由について考えてみましょう。
原因の一つに勉強の必要性を感じていないことが考えられます。学校に行くのが当たり前になっているため、何のために勉強しているのか分かっていません。
つまり勉強の大切さも分かっていないので、自ら勉強をしなくなってしまうのです。
またもう一つの理由としては、親が口うるさく言いすぎること。「言ってもやらない」「言わないとますます勉強しなくなってしまう」と、親であればついイライラしてしまうでしょう。
しかし親世代の自分たちも、子どものときは散々親から「勉強しなさい」と言われて反発してしまった経験があるのではないでしょうか。
負の言葉を掛けすぎても却って逆効果です。「言われなくてもしっかり勉強してくれるよね」と子どもを信頼して見守ってあげましょう。
【参考記事】
・子どもが勉強しないときにするべきこと
子どもが進んで勉強をするのは、自分で興味があると感じたときです。
子どもが大好きなキャラクターが出ているアニメは何時間でも集中して見ますよね。それと同じことで、勉強も子どもが自分で興味が湧かなければなかなか取り組んでくれません。
では興味が湧くようにするにはどうしたら良いのでしょうか。それは親である私たちが、子どもの勉強に興味を持つことです。
「今回のテストよく頑張ったね」「もう少しで100点だったね!惜しかった!」「この前できなかったところができるようになったね!」
このように積極的に子どもの頑張りを褒め、いつでも見ているよという姿勢を見せてあげましょう。
「100点を取ったら褒めてくれる」と前向きに考えるようになり、勉強に対するモチベーションが格段に上がります。
【参考記事】
・勉強が苦手な小学生、どう対策する?
・小学生の子どもに意欲的に勉強をさせる方法
・勉強嫌い克服に役立つ『教科書ぴったりトレーニング』-レビュー
東大生の7割以上が小学生時代はリビング学習で過ごしていたというデータがあります。
一人で集中できる個室を与えた方が効率も上がるのでは?と思いがちですが、実際はそうとは限りません。親の目がないところでは集中力がすぐ途切れてしまい、ダラダラと勉強が惰性になってしまうのです。
また静まり返った部屋よりも、生活音が程よく耳に入るような適度な雑音があった方が集中しやすくなるという検証結果もあります。
そのためおすすめの学習場所は親の目が届く範囲にある「リビング」です。ただし注意しておきたいのは、リビングで勉強するときはテレビを付けっぱなしにしないこと。
集中力がテレビの方に反れてしまい逆効果です。また子どもの興味を惹くようなおもちゃやゲーム類も、勉強中は隠しておくのが良いでしょう。
【参考記事】
・親がカギを握る、子どもが夢中になる在宅勉強法
・集中力が高まるリビング学習の注意点
親が言わなくても自ら勉強する子になってほしい。そのためにはまず親が決して怒らないことがポイントです。
「勉強しなさい」と怒られることで確かに子どもは机に向かうようにはなるかもしれません。しかしそれは「親に言われたから」「勉強しないと怒られるから」といったネガティブな感情によるもの。
嫌々机に向かっていても質の良い学びを得ることはできないでしょう。
子どもは信頼を寄せている親が「頑張って!」とエールを送られると素直に喜びます。
このことで自分は一人じゃない、応援してくれている親がいるから心強いと思うようになり、勉強を楽しいものだと気付くようになるのです。
勉強を間違っていても責めるのではなく、一緒になって考えたり、丁寧に教えたりすることで安心して勉強に取り組めるでしょう。
【参考記事】
・小学生のうちに学習習慣が身につく家庭内学習方法
・小学生の家庭における最適な勉強時間は?
・見つけた!小学生の子どもによさそうなドリル-レビュー
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