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東京大学入学に憧れる方は多いですよね。しかし、その難易度は想像以上に高く、一朝一夕の勉強法で入れるものではありません。
では東大入学に備えて、子どものうちからできることはあるのでしょうか。
今回は東大生が小学生の頃にどんな過ごし方をしていたのかを解説します。子どもが小学生である今のうちから、東大合格を目指す方はぜひ参考にしてみてくださいね。
2-1.リビング学習が7割以上
ある統計調査によると、東大生の7割以上が小学生の頃、リビング学習をしていたというデータがあります。
小さい内から個室で勉強させた方が効率的では?という意見もありますが、リビング学習には、頭の良い子に育つメリットがたくさんあるのです。
実際のところ、適度な騒音があった方が、集中力が高まるともいわれています。
つまりまったくの無音状態の個室では却って集中力が途切れてしまうため、学習効率が下がってしまうのです。
また小学校低学年のうちは、一人で学習させるより、大人が身近にいた方が安心できるといった考えも。
そしてリビング学習は何よりも親子のコミュニケーションが増えます。
親子間の絆が自然と深まるので、勉強で分からないことがあっても自然と聞きやすくなるのです。
そのため子どもは親を信頼し、親は子どもの勉強に対する理解度を確認できるため、双方にとってメリットを感じられます。
2-2.親子の会話をたくさんする
東大生は幼少期から親子で会話をする場面が多かったというデータもあります。
殺伐とした雰囲気の中で、勉強漬けというイメージがありそうですが、これにも東大合格へのヒントが隠されているのです。
親子間での会話が多いということは、それだけ多くの語彙力が身に付きます。
同級生との会話も大事ですが、親世代よりは語彙力が乏しいため、国語の力を身に付けることがなかなかできません。
また親の方も子どもと会話をするときに「車だね」ではなく「黒い車だね」と形容詞を意識した会話をしていたそう。
道に花が咲いていれば「お花は何本咲いている?」と語りかけたり、散歩でしりとりをしたりと、ゲーム感覚で学習をさせていたといいます。
3-1.たくさん本を読ませる
インターネットが普及したとはいえ、紙の本は頭を鍛えるのに効果的。本をたくさん読ませることで言葉を知る機会に恵まれます。
また文章を読んで、どんな情景かを思い浮かべる「想像力」を育むことができます。さらにより多くの文章に触れることで「理解力」を鍛えることにもつながるのです。
地頭が良いことで有名な女優の芦田愛菜さんは小さいころから本が好きで、多くの本に触れてきたといいます。高校生になった今も歯磨きをしながら本を読むという「本の虫」です。
小さいころから本に親しんでもらうためにも、積極的に図書館に連れて行ったり、地域で開催している読み聞かせ会に参加したりと、できるだけたくさんの機会を与えてあげましょう。
4-1.勉強は楽しいものだと認識させる
東大生の大半は勉強に対する苦手意識がほとんどありません。
本来であれば大人になった私たちでさえも「勉強=苦痛」というイメージが強いですが、東大生にとっては幼いころから「勉強=楽しい」だったそう。
確かに自分たちが子どもの頃はまった遊びは何時間でも続けられましたが、東大生にとってはその遊びが「勉強」だったのかもしれません。勉強が楽しいものだと思えるようになったのは、やはり親たちのサポートがあってこそ。
宿題が早く終わったり、テストで良い点数を取ったりすると、親が大袈裟なくらい褒めてくれたそうです。
またクラスの中でも一目置かれる存在となり、「もっと頑張ろう」「今度もテストで100点を取ろう」と、勉強に対して前向きに考えられるようになります。
そのため親が何も言わなくても勉強してもらう子になるには、勉強は楽しいものだと認識させてみましょう。
4-2.量より質、短時間でも毎日続ける学習習慣が大切
勉強は量よりも質が大切。東大合格に多くの時間を割いたからといって、必ずしも合格するものではありません。
確かに東大合格には膨大な量の勉強も必要ですが、それよりも勉強の「質」を大切にしましょう。
東大合格に向けてドリルを1日50ページ!といった目標は少々無謀に感じられます。遊びたい盛りには重荷にもなってしまうのでおすすめできません。
最初は気合だけでどうにかなっても、そのモチベーションを毎日保つのは至難の業です。
それよりも1日30分でも良いので、毎日勉強させる習慣を身に付けさせましょう。
1時間惰性で机に向かうより、30分集中して勉強に取り組んだ方が、学習した内容がしっかりと頭の中に入ります。
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