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短くて体調を崩しやすい冬休み期間には、すべての予習復習をするのは不可能。そこで、まずはやるべき勉強内容を絞って把握することで、効率よく勉強を進めていけます。
1-1.やるべき学習範囲を見極める
まずは、1,2学期の学習内容を復習するのか、全学年にまでさかのぼって復習する必要があるのかを見極めましょう。子どもの苦手部分をなくしていくためには、分からない部分つまずきやすいポイントまでさかのぼって復習することが大切です。
理解できていない部分がある状態で新しい内容を学習しても、脳に定着させるのは難しいもの。子どもに合った学習範囲を見極めて勉強を進めていけば、理解が進んで問題も解けるようになります。今まで分からずに困って苦手意識を持っていた部分も、問題を解く体験を通して苦手意識もなくなっていくでしょう。
1-2.やるべき学習科目を見極める
国語や算数などさまざまな教科があるので、すべての教科を学習して力をつけたいのか、苦手科目に集中して苦手克服したいのか目的をはっきりさせましょう。冬休みは短期間しかないので、目標を決めて勉強をスタートさせることが第一。時間を無駄にしないように、やるべき学習科目と目標を決めておきましょう。
小学校低学年だとどの部分が苦手か理解できていないポイントはどこか把握できていないケースも多いので、普段のノートやテスト結果などを考慮して親と一緒に目標設定をするのがおすすめ。ただ、親が一方的にここの勉強を進めようと提案しても子どものやる気は付いてきません。子ども自身に目標を決めさせることでモチベーションも上がりやすくなりますよ。
冬休みの目標が決まったら、次は目標を達成するための教材選びが重要です。子どもによって設定する目標は異なるので、その子に合った教材を選びましょう。教材選びも親が一方的に決めると子どもは反発するかもしれないので、意見を取り入れながら一緒に選ぶとやる気につながりやすいです。
2-1.全教科の学習がしたいならオールインワンタイプ
特に苦手がない子どもやすべての教科の学習を進めたいのであれば、全教科が一冊にまとまったオールインワンタイプがおすすめです。全教科をまんべんなく学習できるので、総合的な学習能力アップにつながります。1,2学期の復習ができるものから全学年までまとめて総復習できるタイプもあるので、子どもの理解力に合わせて選びましょう。
オールインワンタイプは基礎基本の内容から活用問題まで幅広く載っているので、しっかり復習して学力を定着させるだけでなく、応用力もつけられます。
2-2.苦手科目を克服できる問題集
苦手科目がある子どもなら、その科目に特化して学習できる問題集を選ぶのがおすすめです。1年生から今の学年までの総復習ができるタイプもあるので、理解できていないところまでさかのぼって復習することで苦手克服につながります。
苦手教科は子どもにとって特にやりたくない勉強になっているので、短時間で取り組める内容になっているものを選ぶと負担が少ないです。子どもが理解しやすいように解説が丁寧なもの、練習問題をひたすら解くものなどがあるので、子どもの状況に合わせて選ぶのがポイントです。
さまざまな学習教材がありますが、教科の中でも苦手になりやすいのが算数です。小学校3,4年生になると複雑な計算や図形の問題などが増えてきて、親から離れて一人で勉強するようになることでよりわからない部分が増えてしまうケースもあります。
一度つまずいてしまうとどんどん遅れが広がりやすい教科なので、冬休みに理解できていない部分をなくしておくことが大切。冬休みは親が近くで見守りながら勉強することで、子どもの理解度をチェックしてみましょう。もしかしたらいつも同じところで間違えているかもしれません。勘違いして覚えていると何度もミスして苦手意識を持ってしまうので、今のうちにしっかり直しておきましょう。
間違って覚えている部分は繰り返し間違えやすいものなので、何度も問題を解きながら正しい答えを定着させる必要があります。算数は繰り返しがポイント。問題を解けば解くほど身に付いていき、計算スピードもアップするので、冬休み期間には短時間でもいいので継続して学習していくと力が付きやすいです。
冬休みは期間が短くまとまった勉強の時間を取るのが難しいので、この時期にしっかり学習時間を確保できれば他の子との差が付きやすいです。あまり宿題も出されないので、今のうちに苦手克服をしておけば3学期をすんなりスタートさせられるでしょう。
冬休みの学習を進めるなら、まずは目的や目標を決めるのが第一。親子で一緒に決めたり、学習教材を一緒に選びに行ったりすることで、子どもの自主性を尊重できてモチベーションもアップします。自分で決めて自分で選んだ学習教材なら、やる気を持って取り組んでくれるでしょう。
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