夏休み前に必見! 読書感想文の書き方のコツ

シェアする

目次

2020.07.08

  • シェアする

1.書くべき項目を分類する

読書感想文はいきなり原稿用紙に書き始めようとすると、何を書けば良いか分からず挫折してしまいます。 いきなり原稿用紙に向き合うのではなく、はじめはメモなどに書くべき項目を書き出していきましょう。

まずはその本を選んだきっかけです。好きな作者だから、おもしろそうだから、人に勧められたからなど、素直に選んだ理由を思い出してみてください。

なぜその作者が好きなのか、なぜおもしろそうだと思ったのか、なぜこの本を勧められたのかなども一緒に書けばより魅力的な読書感想文になります。 本のあらすじは簡潔に済ませるようにしましょう。

そして読書感想文の中で最も重要なのが、その本の中で心を動かされた場面についてです。一冊の本の中でもいくつか心が動かされたシーンがあっても大丈夫です。できるだけそのシーンについて詳しく、自分が思ったことを書きましょう。

なぜ心が動いたのか、自分にどんな影響を与えたのかなどを書き出します。感動したシーンだけでなく、悲しくなったシーン、嫌な気持ちになったシーンなどもあれば書いていくことをおすすめします。

まとめは簡潔で構いません。この本を通して何に気づくことができたのか、どんな人に読んでほしいのかなど、素直に自分の気持ちを書いてまとめとしましょう。

2.実体験を混じえて書く

読書感想文を書く上で、ただ本のあらすじや登場人物の行動についての感想だけを書くのではなく、実体験を混じえて書くことはおすすめです。 より本の内容を身近に感じることができ、感情移入しやすくなります。

自分にも似たような経験があった、同じ行動をした、自分には主人公のような行動ができなかった、あのときこういう風に言っていれば良かったのかと気づかされたなど、自分と登場人物をリンクさせることで新たな発見があるかもしれません。

登場人物の気持ちが分からない場合は、自分に置き換えて考えてみましょう。 自分だったらどうするのか、どう思うのかを考えることで登場人物の気持ちや話の内容を深く理解していくことができます。

さらに踏み込んだ内容の読書感想文にしたいのなら、自分の実体験と重ねるだけでなく社会問題と重ねて考えてみてください。 環境問題、いじめ、戦争、動物愛護、少子化、政治問題など、ニュースで見た問題とリンクするような内容が本の中にあればぜひ重ねてみてください。

その社会問題と本がどのような点でリンクしているのか、自分はその社会問題についてどう思うのかを読書感想文に書けば、ぐっと深みが増した濃い内容になるでしょう。

3.付箋を活用して書きやすく!

読書感想文はいきなり原稿用紙に書き始めるのではなく、まずは思ったことを付箋に書いていくのがおすすめです。

本を読みすすめている間にも、印象的な部分には付箋を貼り付け、重要な部分を引用したりちょっとした感想を書いておくとあとから見直したときに思い出しやすいです。 一度最初から最後まで読み、二回目には付箋が貼ってある部分だけを読み直せば時間の短縮をしながらスムーズに読書感想文を書くことができます。

メモとしても使える大きめの付箋を使い、誰に書きたいのか、何のために書くのか、第一印象、読了後の印象、おすすめポイント、心を動かされた部分、実体験などをどんどん書いていきましょう。

本に貼っていた感想つきの付箋や、その後に書いたポイントごとの付箋を並べると、どの順番で、何について書けば良いのか、構成も組み立てやすくなります。 あとは付箋を並べ直して、その順番に感想文を書いていくだけ。

まっさらな状態から書き始めるよりも、かなり効率的に読書感想文を完成させることができますよ。

4.読書感想文は難しくない!コツを掴もう

読書感想文の書き方についてご紹介いたしました。 夏休みの宿題や学校の課題の定番である読書感想文は、一度苦手意識を持ってしまうとなかなか払拭できず、後回しにしてしまいがちです。 しかし読書感想文を書くコツをしっかり把握しておけば、意外とスムーズに書いていくことができます。

誰のために、何のためにこの本をおすすめしたいのかという明確なテーマを決めたら、本を読みながらポイントとなる部分をチェックしていきましょう。 付箋を活用することで、ポイントがわかりやすくなったり、読書感想文の構成作りに役立ちます。

朝や自分の時間をしっかり取れる時間に読書感想文に取り掛かることで一気に書き進めることができます。 ときには気分転換もして、良い文章が思いつくのを待ってみましょう。 散歩をしたり、ぼーっとする時間を作ることで、本について考える時間も作ることができ、新しい考え方、表現方法を見つけ出すこともできます。

読書感想文への苦手意識をなくして、効率的に課題を済ませられるようにしていきましょう。

この記事を読んだ方に
おすすめの問題集

その他おすすめコンテンツ

コンテンツカテゴリ