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小学校の特に低学年のうちは簡単な学習内容になっているため、この頃から勉強についていけないと親は不安になりますよね。なぜ勉強についていけなくなるのでしょうか。まずはその理由について見ていきましょう。
1-1.目的を間違えている
とてもきれいにノートをとっているのに、学習内容が頭に入っていない子どもの場合、ノートをきれいに仕上げることが目的となってしまっている場合があります。
本来は、自分が理解するためにノートをとるのですが、その目的がずれているケースです。また、同様に漢字の書き取りの場合も、書くことが目的になっていて、記憶することがおろそかになっているというケースが見られます。
せっかく勉強してもこれでは学力が身につきません。
1-2.集中していない
だらだらと長い時間勉強したところでしっかり身についているとは言えません。短い時間でもいいので集中して取り組んだほうが、記憶力が高まり効率よく勉強できます。
また、「1時間勉強しなさい」と言われるとイヤイヤやる子どもでも、「10分でこの問題を解いてみよう」というと集中して頑張れるものです。
1-3.基本的な学力が足りない
現在勉強についていけない子どもは、いったいいつから勉強についていけなくなったのでしょうか。
今わからないということは、さかのぼってその基本的なところが理解できていないのでは、と考える必要があります。基礎がわからずに応用ができるはずもありません。ちょっとのつまずきをそのままにしておくと、結果的にその科目全体に影響を及ぼすことになります。
また、小学生のうちに身に着けてほしい読解力が足りていない場合もあります。読解力がないと、教科書の内容や問題を読み解くことが苦手になってしまいます。
では、子どもに上手に勉強してもらうために、親はどんな対策がとれるでしょうか。以下にまとめましたので参考にしてください。
2-1.学習計画をたてる
いきなり机に向かって「さあ勉強しなさい」と言ったところで子どもは何をしていいのかわかりません。最初に親子で学習計画をたてるのがよいでしょう。
どんなふうに進めていくか、いつまでにこの単元をクリアする、といった具体的な計画表を作ります。
また、その計画表に、1日終わったらシールを貼るなどすることで、自分がどこまで勉強したのか、明日は何をすればいいのかが明確になり、頭の中が整理されます。進捗状況がわかることでモチベーションアップも期待できます。
2-2.読書の習慣をつける
先ほども説明しましたが、すべての学習において必要なのが読解力です。この読解力を養うには読書をするのが一番です。活字に抵抗のある子どももいるでしょうが、1日10分でもいいので本を読む習慣をつけさせましょう。
最初のうちは一緒に読んだり、読んだ後の感想を話し合ったりといった時間を設けるようにすると、だんだん読書の時間が楽しくなってきます。一人でも読めるようになれば、あとは興味のある本を好きに読ませればいいのです。
読書は読解力のほかにも語彙力や文章力、表現力も身につく素晴らしいツールです。小学校のうちから読書に親しませましょう。
さて、勉強には読解力が必要とお話ししましたが、次に必要とされるのが暗記力です。
暗記は学習のさまざまな場面で必要とされますが、1度聞いたことをずっと記憶しておくのは難しいですよね。暗記するには、同じことを何度も繰り返して記憶を定着させる必要があるので、反復練習という根気のいる作業になります。
これは、毎日の家庭学習で復習をすることで解決できます。一度学校で習ったことを、自宅で反復することで脳に記憶を定着させやすくなります。また、その日のうちに復習することが最も効果的と言われているので、1日10分でも学習の習慣をつけましょう。
家庭学習のときには、効率よく行える教材があると便利でしょう。子どもがわかりやすいと思えるものを選ぶことが大切です。それと同時に、ぜひチェックしてほしいのが、教科書準拠版教材であるかどうかです。
準拠版というのは、教科書の内容にぴったり沿った内容の教材です。このタイプの教材を使うことで、教科書と同じ内容を反復することができます。また練習問題をすることで、しっかりと身につけることができます。
子ども自身がどの単元をしているのかわかるため、予習にも復習にも向いている教材です。最初にその単元の大切なところをまとめてあるものだと、子どもも理解しやすいでしょう。
子どもがわからないところや、学習の進捗状況、目標などを見える化することで、子どもの頭をクリアにし、やる気が出るように導いてあげましょう。
また、教科書に沿った教材を使うことで余計な手間がなくなり、勉強にとりかかりやすくなります。子どもがスムーズに勉強に入り込めるように親がサポートしてあげることが大切です。
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