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新型コロナウイルスの影響による休校により、学校の授業の時間数が減ってしまいました。これを受けて、小学校と中学校が対象となり、文部科学省より「学校の授業における学習活動の重点化」が「学びの保障」総合対策パッケージの中で例示されました。
「学校の授業における学習活動の重点化」とは、教科書の内容を「①授業で重点的に学習する内容」と「②授業以外で学習する内容」の2つに分けるというものです。
つまり、あらゆる工夫や対策をしたうえで、どうしても学習内容が終わらなければ、授業でなければできない教科書の内容だけを学校で教え、それ以外は家庭などで補填してください、ということになります。授業の時間数が減ってしまったので、教える内容を限定するのです。
それでは「①授業で重点的に学習する内容」と「②授業以外で学習する内容」はそれぞれどのような内容なのか、解説していきます。
「授業で重点的に学習する内容」、つまり「授業でなければできない内容」は、先生や他の生徒たちと協働して行う、話し合いやグループ活動を中心とした学習内容です。新学習指導要領の大きなポイントでもあった「主体的・対話的で深い学び」がこれにあたります。
2-1.教師と児童生徒の関わり合いや、児童生徒同士の関わり合いが特に重要な学習
話し合いやグループ活動などを中心として学習する内容です。新学習指導要領では、児童生徒がただ教えられるだけの授業から、自ら考え意見を出し合い、答えを求めていくスタイルの授業へと変更となりました。
2-2.学校でしか実施できない実験・実習
畑で野菜を育てたり、実験室で行う実験などの活動内容です。活動を行うまでに準備が必要になるため、家庭でできないことから授業で扱う内容となります。
「授業以外で学習する内容」、つまり「家庭などで自主的に行う内容」は、教科書の内容の読み書き、個人で行う調べ学習やまとめ、練習問題を解くことが挙げられます。教科書の他に市販の学習参考書、インターネット環境などを用意すれば家庭でもできる内容となります。
ただし、「教科書の内容にきちんと沿った学習をしなければならない」「先生に質問をすることができないため、わからないまま次の学習へ進んでしまうことがある」などの問題点が考えられます。
家庭での学習内容をいかに充実させるかが大きなポイントとなりますが、どうすればよいのでしょうか。
家庭学習を充実させるためには教科書準拠版がオススメです。教科書準拠版とは、学習内容や単元の並びがすべて学校の教科書に対応してつくられた学習参考書です。
教科書に沿ってつくられているので、授業の予習・復習や学習のまとめにぴったりです。また練習問題も豊富にあるので、学習内容の定着にも最適です。
『教科書ぴったりトレーニング』は「じゅんび」→「れんしゅう」→「たしかめのテスト」の3段階構成で教科書の内容を丁寧に学習します。わからないまま終わらせることがないよう、解答には詳しい解説があるほか、無料の解説動画もついております。
参考記事:毎日の家庭学習は『教科書ぴったりトレーニング』におまかせ!
今年は例年以上に家庭での学習がより大切になります。授業についていけなくなる前に、家庭学習でしっかり備えをしておきましょう。
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