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勉強には予習と復習が欠かせませんが、どちらが大切なのでしょうか。新しい学年を迎えるにあたって、勉強でつまずかないために必要なことを見ていきましょう。
1-1.まずは復習が大切
新学期のスタートに気分も一新され、勉強も頑張ろうという気持ちになっている子どももいることでしょう。しかし、前学年で習った内容はしっかり頭に入っているでしょうか。学校の勉強というのは、最初に習った内容から少しずつステップアップしていきます。
前学年の内容で苦手なところやわからないところをそのままにしておくと、新学年の授業でも同じようなところでつまずいてしまいます。張り切って予習をする前に、まずは復習に重点を置く必要があるでしょう。復習が済んでから予習をしたほうが効率よく勉強を進めることができます。
まずは学習のスケジュールをたてることから始めましょう。休みの期間に計画に基づいて学習を進めることで、新学期も自信を持って迎えることができます。
2-1.1日の生活の計画をたてる
休みが続くと、ついつい遅くまで起きていたり、朝も2度寝してしまったりと生活リズムが乱れてしまうことが多くなります。まずは1日のだいたいのスケジュールを見直しましょう。
その日によって多少の変更があっても問題ありませんが、基本のながれを決めておくことでメリハリのある生活を送ることができます。その中に勉強する時間を設けることで、毎日勉強する習慣をつけることができます。
2-2.親子で学習計画を練る
今まで習った内容の復習から、新学期の予習までのスケジュールをたてます。教科書に沿った教材を使ったり、学校のドリルを再度解いてみたりするのもよいでしょう。
1日どのくらいやって、何日までにはここまで終わらせるといった具体的な目標を決めておけば、自分のやるべきことが見えてきて、子ども自身にもやる気が出ます。自分の苦手なところや、理解できていなかったところにはじっくり時間をかけてやるようにします。
子どもだけで計画をたてると無理に詰め込んだり、逆にラクな計画になってしまったりするので、必ず親子で相談しながら決めましょう。
先に述べたように、なにはともあれ、まずはすべての復習をすることが大切です。基本ができていないと応用もできませんので、そのことを念頭において、予習よりも復習に時間をとるようにしましょう。
とはいえ、1年間のすべてを復習するとなると膨大な量になります。小学生のうちは集中できる時間も限られているので、大切なポイントをおさえて効率よく進めることを心がけましょう。1年間の総復習ができる問題集などがあれば活用するのもおすすめです。
3-1.毎日やることが大切
子どもが集中できる時間が限られているので、1日の勉強時間はあまり長くとる必要はありません。また、適度な休憩を入れてメリハリをつけましょう。そして小学生のうちに身に着けてほしいのは、家庭学習を毎日するという「習慣」です。
本人にやる気のある日もあれば、机に座るのも嫌という日もあるでしょう。それでも子どもが毎日続けられるよう、親が協力してあげることが大切です。ぜひ、勉強したことをほめて伸ばしてあげてください。
復習ばかりしていて予習する時間がないと思う方もいると思いますが、新学年の予習は余裕があればやってみる、という程度でかまいません。まずは復習をして地盤を固めることが必須です。
もちろん予習にもメリットがありますので、予習をしたい、好きな教科の内容を知りたいという子どもには、復習が終わってからやらせてもいいでしょう。
4-1.読むだけでも予習になる
予習の内容としては、教科書を読むだけでも充分です。極端に言うと、どんな単元があるのか、さらっと見るのも予習のひとつです。
もう少し深くやりたいという子どもには、大切なところをノートにまとめさせるというのも、ノートの取り方の勉強にもなってよいでしょう。子どもが興味を持って楽しくできる範囲内での予習をおすすめします。
4-2.予習をするときに気を付けること
実際に予習をすると問題を解いてみたくなるものですが、できれば問題を解くのは実際に習ってからのほうがよいでしょう。なぜなら、間違った解き方を覚えてしまう可能性があるからです。
小学生ですからまだまだ理解力が足りない部分もあります。自分で予習したときに間違った解釈をしているかもしれません。念のため、しっかり授業で習ってから問題を解いたほうがよいでしょう。
なにごとも、しっかり復習して自分の知識として定着させることが大切です。予習もさせたいところですが、まずは復習に重点をおきましょう。とはいえ、新しいことに挑戦したいという子どもの気持ちも大切です。
親が復習の大切さを理解し、「身に着いたら新しいことに挑戦してみようね」と丁寧に説明してあげましょう。
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