休校の間に遅れた勉強を取り返すための家庭学習

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目次

2020.04.27

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1.休みの過ごし方で新学期が決まる

突然の臨時休校で、勉強のほうは大丈夫なのかと心配している方も多いようです。しかし、ここをチャンスととらえて、しっかりと家庭学習をしておけば、新学期を安心して迎えることができるでしょう。

1-1.規則正しい生活を忘れない

最も重要なのは生活習慣です。休みになると、寝る時間や起きる時間が適当になり、1日の生活にハリがなくダラダラと過ごしてしまいます。朝起きてから夜寝るまでの生活のながれを子どもと確認し、できるだけ規則正しい生活を送るように心がけましょう。

また、外出を控えるために家にいることが増えるので、公園で遊んだり、散歩をしたりといった適度な運動も取り入れるようにします。そうした1日の生活の中に勉強の時間を設けておけば、勉強の習慣も身に着きます。

1-2.学習目標を設定する

1日の生活のながれを決めておくのと同様に、休みの間の学習目標や、進め方の計画を作っておきましょう。達成したところにはシールを貼って進捗状況がわかるようにしておけば、達成感も得られます。今まで習ったところを復習する絶好の機会ととらえて、親子で学習計画を練りましょう。

2.苦手科目を克服するチャンス

臨時休校の間は、苦手科目を集中的に克服するチャンスでもあります。しっかり復習して新学期に備えましょう。

2-1.得意科目でウォーミングアップ

1日の勉強の最初は得意科目の問題を解いたりするのがおすすめです。得意なのでスラスラ解けますし、好きな科目であれば忘れていたところも割とすぐに覚え直すことができます。最初に好きな科目や簡単な問題を解くことで、頭がすんなりと勉強モードに切り替わり、苦手科目にも取りかかりやすくなります。

2-2.わからない単元までさかのぼる

苦手科目が苦手になってしまったのはいつからでしょうか。人は理解できないと苦手意識が芽生えてしまいます。そして理解できていないところをそのままにして次に進み、どんどんわからなくなるという悪循環に陥ってしまうのです。

まずは、子どもがわからないところまでさかのぼり、その単元が理解できるまで何度も繰り返し復習します。根気が必要ですが、わからないまま放置しておく時間が長くなるほど取り戻すのが大変になるので、今のうちに克服しておきましょう。必要であればさらに前の学年までさかのぼって復習することも視野に入れておきます。

2-3.教材も工夫する

学校からの宿題もあることと思いますが、家庭学習のための教材を準備することも大切です。臨時休校用に教材を無料提供しているサイトもありますし、教科書に沿った問題集やドリルなども市販されていますので、子どものレベルに合わせて必要なものを選びましょう。

3.重要なポイントをおさらいする

1年の間にたくさんのことを勉強しますが、その中でも絶対に外せない重要な単元が各科目にいくつかあります。全体を通して復習をするのは大切なことですが、その重要な単元を重点的におさらいするようにしましょう。

たとえば算数で言うと、中学や高校、大人になっても使うような、「九九」や「割合」などがそれにあたります。「九九」が苦手だと通常の計算スピードが落ちますし、先で習う分数でつまずいてしまうこともあります。基礎学力として身に着けておくべき重要なポイントをしっかりと学習するようにしましょう。

1年の復習については、教科書の内容に沿った教材を使うことで順序良く行うことができます。

4.習っていないところは親が協力を

4-1.習っていない単元は新学期に

習うはずだった単元を残して臨時休校となってしまったため、残りはどうしたらいいのかと悩む方もいると思います。しかし今のところ、残っている単元は新学期に学習する予定となっているため、必ずしもその分を家庭学習でやらなくてはいけないということはないようです。

ただ、時間的にはかなり足早に進むことが予想されるため、多少の予習はしておいたほうが安心といえるでしょう

4-2.親が協力して予習をする

習っていないところを予習するのであれば、まずは教科書を読むだけでもよいでしょう。声に出して読むとさらに効果的です。

また、ノートにまとめたり問題を解いたりするのは、子どもひとりでは大変な作業です。親が近くでみてあげて、説明してあげられる状況が望ましいですが、難しければ動画を探してみるのもおすすめです。一緒に調べるのも、子どもが楽しく勉強できるひとつの方法です。

教科書に対応した問題集の『教科書ぴったりトレーニング』は、学校の授業にも対応しており予習にもぴったりです。無料の動画授業もついているので予習にぴったりの教材といえます。

関連記事:毎日の家庭学習は『教科書ぴったりトレーニング』におまかせ!

長い期間の休みは、計画的に学習できれば、勉強の遅れを取り返すいい機会です。時間をかけてじっくりと取り組むことができるので、急かしたり叱ったりせずに、子どもが理解できるまで親も一緒に頑張りましょう。

そしてなにより大切なのは規則正しい生活習慣と、適度な運動です。突然のことで子どもの精神面も気になる時期ですので、勉強だけにこだわらず、子どもが心も体も落ち着いて過ごせるような環境づくりに励みましょう。

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