(1) | どのように英語を学習するかについて,「正しくなければ英語ではない」から 「伝わらなければ英語ではない」という考えに意識を転換する。 |
(2) | 英語の学習方法について,英語は「覚えてから使うもの」ではなく「使いながら身に付けるもの」である。 |
(3) | 授業の方法について,「無理やり覚え込ませる授業」から「楽しみながら覚えてしまう授業」へと転換する。 |
(4) | 英語嫌いをつくらないために,英語の音声・文字・文法等を同時に導入することから,音声を中心にした指導へと切り換える。 |
(5) | 英語活動では,子どもの遊び感覚を重視しながら,ゲーム・クイズ・歌・チャンツ・ロールプレイ・読み聞かせ・スキット等を中心にして授業を構成する。 |
(6) | 子どもの「話したい」「したい」というニーズを大切にして,それを教材化する。 |
(7) | 子どもが英語を使えるようになるためには,英語をたっぷりと繰り返して聞かせることである。コップに水を入れるとだんだんと水が溜まり,やがてコップの縁からこぼれ出すように,英語をたっぷりと注ぐことによって,やがてはそれが英語の表現となって口から出てくるようになる。子どもの学年に応じてコップの大きさは,変わるものである。低学年の子どもほど,コップは満杯になりやすい。教師は,コップが満杯になるまで何度でも根気強く,英語を聞かせる必要がある。 |
(8) | 英語活動では,英語を覚えればいいというのではなく,実際の生活の中でのコミュニケーションを行うという視点を忘れないようにする。 |
(9) | 子どもを退屈させないために,1時間の授業で,使う英語は同じであるが,活動に変化をつけて子どもの目先を変えるのがプロの教師である。 |
(10) | 教師が子どもに英語を教えてやろうという姿勢では授業が苦痛になる。教師も子どもと一緒になって英語の世界を広げて自分も楽しむ姿勢が必要である。 |
(11) | 教師は,結構たくさんの英語を知っている。使えないのは,その英語が錆びついているからであって,勇気を出して英語を使って,その錆を落とそう。 |