2) | 英語活動には,コミュニケーションの視点を入れる。
子どもが使う英語表現が,
“What food do you like?”
“I like spaghetti.”
だけというのは,コミュニケーションの視点から見るとはなはだしく不自然である。日常生活において,いきなり何の前触れもなく,このようなやりとりが行われることはない。そこで,少しでもコミュニケーションの視点に立てば,以下のようなやり取りを指導することが大切となる。
Hanako: Excuse me, but what food do you like?
Taro: I like spaghetti.
Hanako: Oh, spaghetti. Thank you.
Taro: You're welcome.
下線部の表現は,コミュニケーションをスムーズにするための潤滑油の働きをするものであり,いつでもどこでも使える表現である。このような表現を早くから指導しておくことによって,言葉を使う際の自然さを身に付けさせることになる。 |