生活科内容解説資料
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観点別特色一覧表わくわく せいかつ 上  いきいき せいかつ 下  せいかつ たんけんブック 別冊内容の選択・扱い観 点啓 林 館 の 特 色❶ゆとりをもって活動できるように「重 点的・弾力的」な内容構成になって いるか。❹安全面・衛生面への配慮が十分に なされているか。❺発展的な学習内容など個々の児童 の理解に応じた指導に対応できる ようになっているか。❻評価に関して,教科書が適切に利 用できるようになっているか。❼生活科に必要な活動を引き出す資 料が掲載されているか。❽身近な素材を使って活動できるよう になっているか。❸「豊かな表現力」が育つようになっ ているか。❷活動が広がっていく内容構成に  なっているか。●活動例や学習対象が多様に紹介され,その中から,学校や子どもの実態に合わせて自由に 選択できるように工夫されている。巻末資料や別冊「たんけんブック」などを活用し,より重点 的,弾力的な活動ができるようになっている。また,下巻には季節や天候に左右されない活 動「つくろう あそぼう くふうしよう」が設定され,柔軟に活用できるようになっている。●危険防止や,安全面への注意事項は,キャラクターの発言やマークなどで適所で的確に押さえら れている。また,地域での子どもたちの安全への配慮から「子ども110番の家」が紹介されている。●生活習慣においては,歯磨き,手洗い,うがいなども促されている。●飼育・栽培においては,活動の前後において手洗いなどの衛生面への注意が促されている。 また,要注意外来生物に指定されると同時に,衛生面で不安のあるアメリカザリガニの取り扱 いを行っておらず,メイン素材がバッタになっている。●子どもたちの活動をより広げ,深めるものとして発展的な内容が資料に設けられている。生活 科の活動内容から無理なく発展するように,本編の活動内容と上位学年の学習内容との関 連を配慮しながら設定されている。取り上げた内容は,中学年以降の理科,社会,総合的な 学習などに無理なく接続,発展していけるようになっている。 また,巻末,別冊といった豊富な資料により,理解の程度に応じた学習が行いやすくなっている。●「わくわく」は意欲・態度,「いきいき」は気付きなど,4段階の紙面構成により,評価として重 点すべきところが明確になっている。●子どもの作品やキャラクターの発言,カード類において,自分の成長や相互評価の例がとりあ げられ,評価につながるように配慮されている。●子ども同士がお互いのよいところを共感したり,教師の言葉や保護者の手紙などで賞賛した りして,認めてあげられるように配慮されている。●上下巻の巻末や別冊「たんけんブック」に子どもの興味関心に応じて選択できるように,質,量 とも必要十分な資料が掲載されている。本編からは,まず各巻の巻末資料を参照するように なっており,そこからさらに野外で役に立つものに関して,別冊を参照するようになっている。 ほかにも夏休み,冬休みなど,活動の流れに応じて効果的に使える資料を配置されている。●おもちゃなどの製作活動では,多くの身近な素材を使用して多様な活動に取り組めるように  なっている。●自然活動に際しては,動植物を採り過ぎないように配慮されると共に,活動後は,素材を無駄 にしないようにし,環境への意識も高めるようになっている。●子どもたちのいきいきとした身体表現やカード・歌・劇,黒板でポイントを示すなどさまざまな 表現方法が紹介され,活動の種類や子どもの個性に応じた豊かな表現力が身につくように なっている。特にカードに記述する表現活動では,1年生の入学当初に用いる,行,枡目など のない自由記述形式のものからはじまり,子どもの発達段階に配慮して掲載されている。カー ド内の表現も,国語で学習する表現技法などが適切に用いられているものが選択されている。●単元は導入「わくわく」,主たる活動「いきいき」,交流活動「つたえあおう」,広がり・深まり「ちゃ れんじ」の4段階で構成され,マークを付して目立たせることで,単元を通して活動が発展し深 まっていくことが見て取れるようになっている。●上巻の学校から下巻の地域へ,段階的に活動が広がるように配慮されている。活動を広げる のに効果的な箇所では,「つたえあおう」や「ちゃれんじ」などのマークを付し,地域の 学年の子どもたちと交流をはかり,活動がさらに深まり,広がるように配慮されている。●「次はこうしたい」「もっとこうしたい」という思いが紙面右下などで例示され,子どもの活動の連 続性・広がりをサポートできるようになっている。●発表形式のみならず,1対1や,グループ内,現地に出て,身振り手振り,実物を持ってなど,多様 な伝え合い活動を通して,さらに気付きが深まり,活動に広がりが出るように配慮されている。38

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