2つの式,例えばa+bとc+dが等号で結ばれた式a+b=c+dを等式といいます。
また,等式は,さらに次のように区分されます。
A (a+b)2=a2+2ab+b2
B 2x-1=x+3
Aは,式の中に含まれる文字(a,b)にいかなる値を与えても成り立つ等式であり,Bは,文字xが特定の値(この場合は4)をとるときにのみ成り立つ等式です。前者を恒等式,後者を方程式といいます。
方程式で,未知数の数がm個のときm元方程式といい,未知数として用いている文字の最高の次数がnであるときn次方程式といいます。
例えば,上のBは,未知数が1個でその次数も1なので一元一次方程式ですが,x2-5x+6=0は,未知数が1個で次数が2だから一元二次方程式です。
方程式の見方,立式,解の求め方についての組織的な学習は中学校で行います。
教科書では,中学校で学ぶ「数学」を簡単に紹介しています。