例えば,右のソフトボール投げの表のように,記録を5mごとの区間に区切り,その区間に入る人数をまとめた表を度数分布表といいます。
そして,各区間を階級,各階級に入る資料の個数(右の例は人数)を度数といいます。
度数分布表は,資料全体の分布のようすの概観に便利なようにつくるのですから,ふつうは,階級の数が5~10になるように,資料の数値の最大と最小の差を5~10に等分して,それに近い都合のよい数を階級の幅にとります。
上のソフトボール投げの記録の分布のようすは,右のようなグラフに表すとさらに見やすくなります。このグラフは,階級の幅を底辺とし,度数を高さとする長方形(棒)を間をあけずに並べたもので,柱状グラフまたはヒストグラムといいます。
これは,分布のようすをひと目でわかるようにしたもので,面積グラフの一種だといえますが,長方形の底辺が階級の幅を表しているところが,棒グラフと違うところです。
小学校では,その読み方について,
・度数や,その階級を見ること
・散らばりの範囲やようすを見ること
などが大切です。