JICA課題研修の依頼を受け,7か国の先生方を対象とした研修を行いました。今回は,ケニア,ラオス,マラウイ,モンゴル,ミャンマー,ネパール,ザンビアから15名の先生方をお迎えし,国際色豊かな顔ぶれとなりました。
はじめに,特定非営利活動法人 e-Educationさんより,海外の教育事情や海外での活動について発表していただきました。
次に,弊社の編集担当より,教科書作成の流れや教科書検定制度などをご説明いたしました。特に,著者の先生方に興味を持たれたようで,「執筆しているのはどのような先生なのか?」「著者は何名いるのか?」などの質問をいただきました。
次に,系統学習についてのご説明をさせていただきました。どういった流れで学習していくのか,小学校1年生の算数の教科書を例としてお話しました。実際に教科書の紙面をご覧いただいたところ,絵がたくさん掲載されている紙面に驚かれていました。また,数図ブロックを使った計算も体験していただきました。
今回お伝えした内容が,各国の教育にとってお役に立てば嬉しく思います。また,海外の先生から様々なご質問やご意見をいただき,日本の教育や教科書を改めて見直すことが出来ました。「理数は世界共通語である」という考えのもと,啓林館はこれからもJICA教育支援の取り組みをサポートして参ります。
後日,嬉しいお便りをいただきました。
2015年10月