「説明し伝え合う交流活動」は,数学的活動の「説明し伝え合う活動」をグループやクラス全体でおこなう活動ととらえている。数学的活動については,新指導要領に次のように記述されている。
学習内容及び学習活動 |
予想される生徒の変容 |
指導上の留意点 |
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○ | 事前にレポートを確認し,考え方の同じ生徒と違う生徒の確認をしておく。 |
○ | 説明する活動時に教師からのアドバイスができるようにしておく。 |
○ | 各自,レポートにまとめられているか確認する。 |
○ | 17段目がすべて7になっていることを再確認する。 |
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手順1 | 1段目の□に自分の好きな一桁の3種類の数を入れてください。 |
手順2 | 2段目の□にはそれぞれ1を入れてください。 |
手順3 | 3段目は,1段目と2段目の数の和を求め,その一の位の数を書きます。 |
手順4 | 4段目は,2段目と3段目の数の和を求め,その一の位の数を書きます。 |
5段目も同じように続けていきます。この操作を17段目まで行います。 |
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なぜ17段目が7になるのかをわかりやすく説明してみよう。
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○ | いろいろな数で調べてみると説明できる場合を考えている。 |
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○ | 相互評価のためのコメント紙(付箋紙)を配布する。 |
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○ | 2分でコメント紙に説明のよかったこと,新しくわかったことなどを記入させる。 |
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B | 文字を使って考えてみるとどうなるのか考えてみる。 |
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○ | 文字を使うとすべての数についてうまく説明できることを考えている。 |
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3. | 他の人からのアドバイスを聞いて自分の考えを深める。 |
・ | 17段目以外に何かの規則のある段は無いのか探す。 |
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○ | 友だちのアドバイスを読み,自分の考えを深めている。 |
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○ | 友人のアドバイスをどのようにいかすのか考えを深めさせる。 |
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○ | 7段目,12段目に表れる規則性に気づくように助言する。 |
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・ | 文字式の役割について。 |
・ | 説明することの大切さ。 |
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○ | わかりやすく説明することは数学以外でも大切だと知る。 |
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| ○ | 生徒が「なぜ?」と興味をひくことのできる教材であったため,数学が得意不得意の生徒にかかわらず熱心に取り組むことができた。 |
| ○ | いろいろな考え方ができ,17段目以外にも7段目や12段目でも法則を見つけることができたので説明し伝え合う活動がスムーズに進んだ。 |
| ○ | 数学を苦手としている生徒は,すべての数について調べるなど自分の取り組みを説明し,友人の説明から文字の有用性にも気づくことができた。 |
| ○ | 「17段目以降はどうなるのだろう?」と新しい課題を見つけ取り組もうとする生徒も見られた。 |
| ● | レポートを宿題としたため,レポートの内容に差が出てしまった。 |
| ● | 文字を使って表すことがわかってもその後にまで考えが及ばない生徒も多く,位取りの仕方が事前に必要であった。 |
| ● | 4人班での説明会の時,司会などを決めておけばもっとスムーズに話し合いも進むように思った。 |
| ● | 付箋紙にコメントを書き,お互いに評価をしたが,時間が少なく,「よかった」「わかりにくかった」など表面的な評価になってしまった。 |