おとめ座について
- アルファベットVirgin/Virgo
- カタカナ、音読みヴァージン/ヴィルゴ・ヴァーゴ
おとめ座はプトレマイオスによって設定されました。面積は1294平方度で肉眼星数は167個。プトレマイオスの48星座の一つであり、黄道十二星座の一つでもあります。
おとめ座の一部を形成する一等星スピカは「麦の穂」という意味をもちます。
最も古いおとめ座の神話は、アラトスの「ファイノメナ」で語られているアストライア(ディケ)の物語です。
人々が穏やかで平穏に暮らしていた黄金の時代に、正義の女神ディケは地上で人々と暮らし必要なものを与えていました。やがて白銀の時代になり青銅の時代になると、人々が武器を作り争い合うようになります。これに愛想をつかしたディケは、天に昇っておとめ座となりました。ディケは星座になってからは、アストライアと呼ばれるようになります。
おとめ座の星座絵で右手に持っている羽のペンは正義の女神のシンボルであり、足元のてんびん座がアストライアの正義の天秤だと言われています。
【物語の出典】
星の文化史事典、株式会社白水社(2019年12月)
全天星座百科、河出書房新社(2011年2月)
おとめ座の話
同じ星座でも、時代によって見られ方やエピソードが異なります。
それぞれの時代や地域におけるおとめ座のお話をご紹介します。