オリオン座について
- アルファベットORION
- カタカナ、音読みオリオン
オリオン座には二つの逸話があります。
①勇敢な巨人の猟師であるオリオンは、「この天下で自分にかなう者はあるまい」と発言したことで神の怒りを買います。
ある日オリオンが歩いていると、突然大地が割れ、そこから大きなサソリが飛び出します。
オリオンはそのサソリに足を刺されて命を落とすことになります。
そのため、夏の夜空に現れるさそり座から逃げるように反対の季節、冬に星座として現れるようになりました。
この二つの星座は同じ空に見ることはできない背景には、そういったストーリーがあったのです。
②狩猟の神でもある女神アルテミスは、オリオンに恋をしました。
これを良く思わないアルテミスの兄アポロンは、巨人オリオンが海の中を頭だけ出して歩いていたところを見て、アルテミスを呼び出します。
アポロンはオリオンの頭を岩だと言い「あれはいくらおまえでも射抜けないだろう」と挑発します。
その挑発に乗り矢を放ったアルテミス。
その矢は見事オリオンの頭に命中し、オリオンは絶命してしまいます。
自分が射抜いたのがオリオンだと知ったアルテミスは、父である大神ゼウスに頼み、オリオンを星座に加えたといわれています。
そのため、アルテミスは白銀の車に乗ってひと月に一度オリオンのそばを通ってゆくようになりました。
オリオン座の話
同じ星座でも、時代によって見られ方やエピソードが異なります。
それぞれの時代や地域におけるオリオン座のお話をご紹介します。