ふたご座について
- アルファベットHeavenly Twins/Gemini
- カタカナ、音読みヘヴンリーツインズ/ジェミニ
ふたご座はプトレマイオスによって設定された48星座の一つです。面積は514平方度で肉眼星数は118個。黄道十二星座の一つです。
西側の星ポルックスは一等星、東側のカストルは明るい二等星。
メソポタミアではふたご座の頭部が大きな双子、中央が小さな双子と呼ばれていました。ギリシア神話では、スパルタの王子カストル・ポリュデウケス兄弟とされています。
古代スパルタのテュンダレイオス王の妃レダはとても美しくゼウスはレダを気に入り、王にばれないように白鳥に変身して王妃に近づいきました。その後レダは2個の卵を産み、カストル・ポリュデウケス兄弟とクリュタイムネストラ・ヘレネーの姉妹が生まれたとされています。
カストルは王の子で普通の人間でしたが、ポリュデウケスはゼウスの血をひき不死身だったといわれています。兄カストルが命を落としたとき、ポリュデウケスは別れをひどく悲しみ、ゼウスに頼んで二人とも空にあげてもらい星座となったという伝承があります。
【物語の出典】
星の文化史事典、株式会社白水社(2019年12月)
全天星座百科、河出書房新社(2011年2月)
ふたご座の話
同じ星座でも、時代によって見られ方やエピソードが異なります。
それぞれの時代や地域におけるふたご座のお話をご紹介します。