うみへび座について
- アルファベットWater Snake/Hydra
- カタカナ、音読みウォータースネイク/ハイドラ・ヒドラ
うみへび座はプトレマイオスによって設定されました。面積は1303平方度で肉眼星数は228個。プトレマイオスの48星座の一つです。
今ある88星座の中で一番面積が大きいのが特徴です。東西に長く、星座全体を見ることができるのは春だけです。
伝承によるとアポロンから地上の泉よりコップ一杯の神酒を持って来るよう言われたカラスがそばのいちじくの実を食べようと、何日も熟すのを待っていて仕事が遅れました。カラスは泉の中にいた水蛇をくわえてコップと一緒に持っていき、この水蛇が毎日、泉の水を使いつくしてしまうと、嘘をつきました。
しかし、アポロンは真実を知っていて、カラスは人間界に長い期間追いやられるという罰を受けます。アポロンは神を騙そうとする行いへの警告のため、カラス、コップ、水蛇を星座にしたと言われています。しかし、後にの星座は英雄ヘルクレスに退治されたレルネの沼に住む、ヒドラという頭が九つある化け蛇ということになった。
【物語の出典】
星の文化史事典、株式会社白水社(2019年12月)
全天星座百科、河出書房新社(2011年2月)
うみへび座の話
同じ星座でも、時代によって見られ方やエピソードが異なります。
それぞれの時代や地域におけるうみへび座のお話をご紹介します。