豊かなこころを育む児童書 文研出版

文研出版のあゆみ

文研出版は昭和38年、新興出版社の新しい学習ブランドとして誕生しました。その後、「もこ もこもこ」(文・谷川俊太郎/絵・元永定正)、「キャベツくん」シリーズ(長 新太) をはじめ 、多くの絵本や児童書を発刊し、絵本や児童書を通じて多くの子ども達の豊かな感性を育み続けています。

昭和38年
文研出版誕生

6月 27日、 新しい学習参考書ブランドとして新商号「文研出版」誕生。

昭和39年
中学グリップ・中学アタックを発刊

中学グリップ(中学校1年~3年全22点)を中学校日常学習用参考書として発刊。発刊されると同時に爆発的に売れ、「文研出版のグリップ」はラジオ・テレビによる宣伝の効果もあり、幅広く浸透していった。

中学アタック(中学校1年~3年全20点)発刊。発行後、「文研のグリップ・アタック」で宣伝し、市場の高い評価を獲得した。

中学「グリップ」「アタック」は、初年度に合わせて265万部の販売となり空前のベストセラーとなった。

昭和40年
小学グリップ、小学アタックを発刊

小学グリップ(小学校4年~6年全12点)、小学アタック(小学校2年~6年全32点)発刊。初年度に合わせて135万部の販売となり、ベストセラーになった。

昭和42年
高校グリップ・高校アタックを発刊

高校グリップシリーズ(高校各教科全22点)発刊。昭和54年に発刊終了。

高校アタックシリーズ(高校各教科36点)発刊。昭和58年に発刊終了。

昭和43年
「松下幸之助の世界」、「関西おんな」発刊

「松下幸之助の世界」(中村寿雄・著、248ページ)発刊。起業家松下の思想を江戸時代の碩学石田梅厳の心学を援用して解明した本書は、そのユニークさと人間学のテキストとしての格調の高さを評価され、発行直後からベストセラーにランクされた。

「関西おんな」(足立巻一・著、272ページ)発刊。関西の風土が育んだ各界で活躍する女性たちが、自らの生き方を語った人間ドラマを著した。
以後一般書を12点発刊した。

昭和44年
「文研出版児童読書館 全60巻」、「草花・果樹・野菜の家庭園芸」 発刊

「文研出版児童読書館 全60巻」(小学校高学年向け、昭和46年最終巻)を発刊。

「草花・果樹・野菜の家庭園芸」(金崎一夫、宮田滋、荒西能久・著、文研リビングガイドシリーズ)発刊。家庭園芸ブームの火付け役となった名著として各方面から高い評価を得た。

昭和47年
「文研出版児童読書館 全30巻」、「はなれざるドド」 、 「追憶の川端康成 ノーベル紀行」 発刊

「文研出版児童読書館 全30巻」(小学校低学年向け)を発刊。

「はなれざるドド」(水原洋城・著、木村しゅうじ・絵、科学の読み物シリーズ)発刊。 本書は当社で初めて、青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定された。

「追憶の川端康成 ノーベル紀行」(石濱恒夫・著、文研新書シリーズ)発刊。シャチのマークをシンボルに、文研新書を発行した。発行総点数は40点。

昭和48年
「中学数学新事典」発刊

中学数学新事典(896ページ+増補版82ページ、上製本ケース入り)発刊。監修者は小林善一先生(東京教育大学名誉教授・日本数学教育学会会長・当時)と栗田稔先生(名古屋大学教授・当時)の2名、執筆者は啓林館中学校数学教科書執筆者中心に、総勢35名が参画。

昭和49年
「ジョイフルえほん」 創刊、 「生物の世界 全6巻」 発刊

幼児絵本シリーズとして「ジョイフルえほん」創刊。同シリーズでは「かさ」(太田大八 作・絵)「りんごがドスーン」(多田ヒロシ 作・文・絵)などが発刊された。

「生物の世界 全6巻」(1巻約248ページ、昭和53年第6巻発刊、学習図鑑シリーズ)を発刊。本格的カラー図鑑として逐次発行した。

昭和50年
「ろくべえ まってろよ」 発刊
ろくべえまってろよ

ろくべえ まってろよ」(灰谷健次郎・作、長新太・絵、みるみる絵本シリーズ)発刊。全国学校図書館協議会選定図書などをはじめ多くの選定・推薦を受け、高い評価を得た。その後、小学校国語の教科書にも長い間掲載されている。

昭和52年
「もこ もこもこ」 発刊
もこもこもこ

もこ もこもこ」(谷川俊太郎・作、元永定正・絵、みるみる絵本シリーズ)発刊。詩人と異色の画家のおりなす不思議でおかしな世界の絵本は、赤ちゃん絵本としても評価が高く、当社初の100万冊以上売れた絵本となった。

昭和54年
ひつじぐものむこうに」 (みるみる絵本) が第26回産経児童出版文化賞を受賞

昭和55年
「なんやななちゃん なきべそしゅんちゃん」 発刊

「なんやななちゃん なきべそしゅんちゃん」(灰谷健次郎・作、坪谷令子・絵、創作えどうわシリーズ)発刊。本書は、第27回読書感想文全国コンクール課題図書に選定された同シリーズの代表的作品。

昭和56年
キャベツくん」が第4回日本の絵本賞「絵本にっぽん大賞」を受賞

昭和57年
「おおきなちいさいぞう」が第13回講談社出版文化賞絵本賞を受賞

昭和58年
森のクリスマスツリー」がボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞

昭和61年
ぽんぽん山の月」が第9回日本の絵本賞「絵本にっぽん賞」を受賞

昭和62年
ブタヤマさんたらブタヤマさん」が第10回巌谷小波文芸賞を受賞
「大きなはさみのなぞ」が第41回毎日出版文化賞を受賞

昭和63年
「シマリスの冬ごし作戦」が第8回吉村証子記念「日本科学読物賞」を受賞

平成2年
「おどる牛」が第6回坪田譲治文学賞を受賞

平成5年
「少年の海」 発刊

「少年の海」(横山充男・著、福田岩緒・絵、じゅべにーるシリーズ)発刊。

じゅべにーるシリーズは、小学校高学年以上の児童・生徒を対象にしたシリーズとして現在も毎年数点発行している。本書は第40回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に選定された。

平成6年
「農林水産業はすてきな仕事 全8巻」(図書館向け児童図書シリーズ)発刊

図書館向け児童書図書シリーズとして初めての発刊。

平成12年
「光っちょるぜよ!ぼくら」が第24回児童文芸家協会賞を受賞

平成22年
すやすやタヌキがねていたら」が第15回日本絵本賞を受賞

平成25年
「ともだち できたよ」が第18回日本絵本賞を受賞

平成27年
「きみは知らないほうがいい」が第62回産経児童出版文化賞大賞を受賞

平成29年
「ビジュアル解説!毒をもつ生き物図鑑 全1巻」、「ひと目でわかる!教室で使うみんなのことば 全5巻」(図書館向け児童図書シリーズ)発刊

ビジュアル解説!毒をもつ生き物図鑑 全1巻
ビジュアル解説シリーズとして初めての発刊。

ひと目でわかる!教室で使うみんなのことば 全5巻
日本語指導が必要な外国籍の児童生徒にとって、学校で使う用語や学習で使う用語を、イラストを用いて日本語と英語、中国語、ポルトガル語、フィリピノ語の4言語で表現した。母語が違う子どもたち同士が、コミュニケーションを図る書籍として好評をいただいた。

平成30年
「ひと目でわかる!教室で使うみんなのことば第2期 全5巻」発刊

ひと目でわかる!教室で使うみんなのことば第2期 全5巻」(図書館向け児童図書シリーズ)発刊。好評だった全シリーズのイラストやセリフをそのままに、日本語と英語、韓国朝鮮語、スペイン語、ベトナム語の4言語で表現した。

平成31年
児童書発刊 50周年を迎える