生活科内容解説資料
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下巻では,野菜を栽培することで,収穫の喜びを感じさせる単元にしています。栽培する素材は,一般的なものだけでなく,地域の特産品に目を向けるなど,地産地消も意識できるようにしています。2年生に進級したての小単元として位置づけています。2年生になってやってみたいことや,新1年生を迎えて,してあげたいことを考えるなど,子ども同士の協働の姿勢を養っていけるように工夫しています。おもちゃ作り・工夫の必然性を出すため,まずは素材そのもので遊ぶことから始めています。そして,さらに遊びを発展させたいという思いから,見聞きしたことを伝え合い,おもちゃ作りへと展開しています。地域を探検する本単元は,春の探検を想定して展開しています。子どもたちが日常でかかわったことのある場所などをもとに探検し,様々なことに気付くことができるように,紙面でも多様性を担保しています。2回目の町たんけんは秋に設定し,季節変化を,自然や人々の生活から気付かせ,春より深くかかわりがもてるようにしています。そして,かかわった人のために何かをしたいという思いなど,愛着が深まる様子も示しています。下巻では,子どもたち自身が世話ができるように,バッタをメイン素材として展開し,命の変化に気付かせるように紙面をダイナミックに使用しています。また,外来生物の扱いなど,留意したい点にも配慮しています。下巻の成長単元は,振り返りの起点を固定化せず,現在自分の得意なことが,どうしてできるようになったかなど,振り返りの必然性を意識しました。また,3年生以上への意欲を喚起し,これからの自分に期待をもてるようにしています。町たんけんを経て気付いた,町の素晴らしいところなどを振り返り,伝え合うことで,より愛着を深め,それを発信していくことを目的とした単元です。町のよさを皆と共有し,協働して発信する展開をしています。おいしい 野さいを そだてようわくわくするね 2年生つくろう あそぼう くふうしようレッツゴー 町たんけんもっと 行きたいな 町たんけんみんな 生きているこれまでの わたし これからの わたしつたえ合おう 町の すてき29

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